【スターダム】「宇宙一カワイイアイドルレスラー」が“ブサイク”になった 中野たむが新王者

ワールド・オブ・スターダムの新王者となりマイクパフォーマンスする中野たむ(撮影・滝沢徹郎)

<スターダム横浜大会>◇23日◇横浜アリーナ

「宇宙一カワイイアイドルレスラー」が“ブサイク”になりながらも頂点に立った。ワールド・オブ・スターダム選手権は、挑戦者の中野たむが王者・ジュリアを破り、新王者に輝いた。意地と意地のぶつかり合いは20分以上続き、最後はバイオレット・スクリュー・ドライバーでジュリアを脳天からたたき落とした。

試合後の第一声は「ジュリア、私さ、ブスかな?」だった。バックステージでも報道陣に「私、かわいいですか? ブスですか?」と聞いた。試合では往復ビンタを何度も食らい、コーナートップから場外のテーブルの上にたたき落とされるなど「かわいさ」はどんどん奪われていった。

3日の記者会見でも“ブサイク”にされていた。ジュリアに髪を引っ張り回され、床に何度もたたきつけられ、額から流血した。その後、SNSでおでこが腫れ上がった衝撃の姿をさらしていた。

「ジュリアの顔は毎日夢に出てきてノイローゼになる」。そんな相手との因縁に終止符を打ったか…と思いきや「しつこくこのベルト取り返しに来るんだろ? 来てよ。来なきゃ絶対に許さない」とまさかの再戦要求するシーンも。ジュリアも「また出直して取りに行く」と応えた。

「どうしようもないことばかりで、どうしても勝てない人もたくさんいて…。でもそんな世界で奇跡を起こせるのがプロレス」と最後に語った。信じてきた思いが報われ、欲しかったベルトを手にした中野は「宇宙一カワイイアイドルレスラー」の笑顔を見せた。