元ヨネクラジム会長・米倉健司さん追悼セレモニー 大橋秀行氏「同じ光」世界王座奪取の記憶語る

米倉健司さんに追悼の10カウントゴングが鳴らされた。中央は大橋会長(撮影・鈴木みどり)

日本4大タイトルマッチが行われた東京・後楽園ホールのリングで、今月20日に亡くなった元ヨネクラジム会長の米倉健司さん(享年88)の追悼セレモニーが行われた。

米倉さんが育てた5人の世界王者のうち、大橋ジム会長で元WBC、WBA世界ミニマム級王者の大橋秀行氏(58)ら3人と、歴代の東洋太平洋王者、日本王者らがリングに登壇。10カウントゴングで恩師を追悼した。

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リング上で、大橋会長は90年2月の世界王座奪取の瞬間の記憶がよみがえった。「歓喜で天を見上げたらすごくライトがまぶしかった。今日、あの時と同じ光だと思い出しました」。続けて浮かんだのが米倉会長の歓喜の笑顔。「きっと会長も喜んでいる」。10カウントゴングを聞きながら思ったという。

追悼セレモニーには元WBC世界ライトフライ級王者・中島成雄氏、大橋会長、元WBC世界スーパーフライ級王者・川島郭志氏の世界王者3人が登壇。柴田国明氏とガッツ石松氏は来場できなかったが、歴代の東洋太平洋王者、日本王者らが集結し、大橋会長は「昨日の今日の連絡でよくこれだけ集まった」と喜んだ。

同会場で世界王座を奪取した中島氏は「当時とにおいが同じ。会長の無我夢中な顔も思い出した」。川島氏も「入門から世界戦、そして会長の厳しい顔まで走馬灯のように思い出した」と故人をしのんだ。

米倉さんは18年8月に54年にわたり会長を務めたジムを閉鎖。栃木・那須塩原市で療養生活を送っていたが、今月20日に他界し、家族葬も同市内で行われた。米倉さんが慣れ親しんだ“ボクシングの聖地”での追悼の報告に「一番の供養になります」と、家族から大橋会長のもとに連絡があったという。【首藤正徳】