ロンドン五輪銅37歳の清水聡が7・25有明で世界初挑戦「体力落ちてない」井上尚弥とW世界戦

男子バンタム級表彰式で銅メダルをくわえる清水(2012年8月11日撮影)

12年ロンドン・オリンピック(五輪)ボクシング男子バンタム級銅メダルで前東洋太平洋フェザー級王者の清水聡(37=大橋)が世界初挑戦することが決まった。27日、7月25日に東京・有明アリーナで12年ロンドン五輪男子フライ級、16年リオデジャネイロ五輪男子バンタム級の連続金メダリストで、現WBO世界フェザー級王者のロベイシ・ラミレス(29=キューバ)に挑戦すると発表された。今月発表の最新ランキングで清水はWBO同級12位にランクインしていた。

この日、横浜市内の所属ジムで会見した清水は「10日前ぐらいにラミレス選手との世界戦が決まったと聞き、もちろんうれしかったし、即決でした。2大会連続金メダルで素晴らしいテクニックを持つ王者だが、プロとアマでは土俵が違う。勝機、チャンスは十分にあると思う。金メダルを超える、金メダリストの上に行けるようにしたい」と自信の表情を浮かべた。

16年に30歳でプロ転向し、先月に37歳を迎えた。日本男子最年長の世界王座初奪取は、WBC世界フェザー級王者越本隆志の35歳0カ月(世界王座返り咲きは長谷川穂積の35歳9カ月)。清水が勝てば37歳4カ月で、大幅に初奪取の年長記録を更新する。3月には同じロンドン五輪でミドル級金メダルを獲得した村田諒太(37)が現役引退。清水は「(最年長)記録のことは考えずに戦いたい。後からついてくるものだと思う。(37歳は)村田も引退しましたし、一般的にはラストチャンスかもしれないが、体力的には落ちていない。いつ世界戦がきてもいいように欠かさず練習してきた」と自然体を貫いていた。

なお同興行のメインイベントでは、前4団体統一バンタム級王者の井上尚弥(30=大橋)がWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン(米国)に挑戦するカードが組まれており、ダブル世界戦となる。

岡山・総社市出身の清水は12年ロンドン五輪で銅メダルを獲得後、16年9月に5回KO勝ちでプロデビュー。17年10月、プロ4戦目で東洋太平洋同級王座を獲得し、6度防衛に成功。21年5月にはWBOアジア・パシフィック同級王座も統一していた。昨年12月以来、約8カ月ぶりのリングとなる。