ボクシングの駿河男児ジム(富士市)は9日、東京・後楽園ホールで「第100回フェニックスバトル&ふじの国プロフェッショナルボクシング3」(日刊スポーツ新聞社後援)を開催する。県外で初めての主催興行。同ジムから3選手が出場する。メインでは昨年10月、WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ級で県勢初のアジア王者となり、先を見据えて王座返上した日本同級3位の村地翼(26)が、近藤冬真(26=蟹江)と53キロ契約8回戦で拳を交える。他にセミファイナルで日本フェザー級18位の木村蓮太朗(25)、ライト級8回戦で日本同級4位の湯川成美(27)がリングに上がる。【倉橋徹也】
◇ ◇ ◇
将来の世界戦を見据える村地(9勝3KO1敗1分け)は「どんな形であれ、勝ちきる」と言い切った。ここで必ず勝利し、「年内に日本タイトルを取ってその先につなげたい」と力を込める。相手(8勝1KO7敗3分け)について、油断や隙を見せたらしつこく攻めてくるタイプと分析。1回での様子から臨機応変に対処するつもりだ。「最初からガツガツ来たらさばいてポイントを稼ぎ、距離を取られたらフェイントを交ぜながら自分から行く」と話した。
強みは、相手との間合いを測るリードジャブを多彩に放てること。ジャブでペースをつかみ、右のボディーやストレートにつなげる。「それが自信のある戦い方」。要所で右拳を突き刺し、明確にポイントを稼ぐ。判定にもつれた際、必ず相手を上まわることにつなげる。以前は不安のあったというスタミナ切れについては、アジア王者を奪取した昨年秋の12回(3-0判定勝ち)を戦いきったことで「自信がついた」と心配していない。
トレーナーの指示により、今はサウナスーツを着込んで減量を兼ねた練習に励む。「すごく調子がいい。スーツを脱いだ時の動きが軽くなり、良い動きになる」と白い歯を見せた。ただスーツを着込んで臨むトレーニングのハードさは並大抵のものではない。「この減量で自分に勝つだけ」。それが自然と勝利を呼び込むことをイメージしている。すべてにおいて「めちゃくちゃ調子がいい」。試合が近くなり、勝負の“スイッチ”をオン。ジムの夢でもある「世界タイトル」のためにも、また1歩前進するつもりだ。