【ボクシング】元世界王者山中竜也がWBOアジア・パシフィック王座獲得 世界2階級制覇へ弾み

判定勝利でWBOアジア・パシフィック・ライトフライ級王座を獲得した山中竜也(右)

<プロボクシング:第2回WHO,S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT>◇6日◇東京・後楽園ホール

元WBO世界ミニマム級王者でWBOアジア・パシフィック・ライトフライ級1位の山中竜也(28=真正)が同級王座の獲得に成功した。同級3位の安藤教祐(30=KG大和)との同級王座戦に臨み、3-0(117-110、118-109、120-107)の判定勝ちを収めた。的確な左ジャブでペースをつかみ、3回には左強打でダウンを奪取。ワンツー、右強打もねじ込むなど攻守にテンポ良く動き、大差判定勝ちで新王者となった。

山中は「無事に勝てたことにほっとしている」と安堵(あんど)の表情。昨年5月に結婚した綾子夫人のサポートに対し「試合の減量食をつくってくれてとても感謝しています。勝てたことは喜びたい」と口にした。4月30日、指導を受ける所属ジムの山下正人会長の61歳の誕生日だったことを明かし「勝ててよかた」と胸をなで下ろした、

18年7月の世界王座陥落後、硬膜下血腫が判明。1度は引退したが、日本ボクシングコミッションのルール変更を受け、昨年3月に試合復帰。同8月以来のリングは復帰3戦目で迎えたアジア王座挑戦だった。山中は「練習ではがっつり戻っているが、試合になると若干、足がかたくなってしまう。まだ試合感覚が戻っていない」と納得していないものの、世界2階級制覇への意識は高い。

山中は「世界戦はチャンスがあればいつでも。(復帰)何戦目でも、次でもいい。(山下会長に)お任せしている」と口調を強めた。常に世界戦を意識しながら調整する姿勢を示していた。