<総合格闘技:UFC288大会>◇6日(日本時間7日)◇米ニュージャージー州ニューアーク・プルデンシャルセンター
UFCバンタム級王者アルジャメイン・スターリング(33=米国)がレジェンドの元UFC2階級制覇王者に競り勝ち、3度目防衛に成功した。
元同級王者ヘンリー・セフード(36=米国)の挑戦を受け、2-1(48-47×2、47-48)の判定勝利で同王座の3度目防衛に成功した。20年5月に同級王座返上した後に1度引退し、約3年ぶりに現役復帰してきたセフードに競り勝った。
これでUFC9連勝としたスターリングは「ヘンリー・セフードには脱帽だよ。判定はどちらに向かうか分からなかった。(5ラウンドで)3-2だったかなと。もう少しうまくやれればよかった。彼はレジェンドだな」と振り返った。
08年北京五輪レスリング男子フリースタイル55キロ級金メダルで、UFCでも2階級(フライ級、バンタム級)制覇を成し遂げたセフードの挑戦を受けたスターリングは体格差を前面に押し出した。身長差7センチ(スターリング170センチ、セフード163センチ)、リーチ差17センチ(スターリング180センチ、セフード163センチ)を生かし、常に先手で攻めた。ケージ際で内股でテークダウンを奪取。強引なタックルで倒し、涼しい表情で左フック、左ジャブでけん制。セフードの力強い打撃、タックルを何とか切り抜けてベルトを死守した。
スターリングは次期挑戦者として挑発してきたUFC同級2位ショーン・オマリー(28=米国)の名前を挙げ「お前はどこにいるのか?」とリングに呼び込んだ。両者がにらみ合いと舌戦を展開し、最後はスターリングが「お前はここから出ていけ」と怒りをぶちまけた。
一方、3年ぶりのオクタゴン復帰となったセフードは「引退して数年経過したが、言い訳はない。スターリングは思っていたよりもタフだったし、戦略家だった。私をオクタゴンでみるのはこれが最後かもしれない」と2度目の現役引退を示唆していた。