<プロボクシング:Treasure Boxing3大会>◇13日◇フィリピン・マニラ・オカダマニラホテル&カジノ
元WBO世界バンタム級王者で現WBO世界スーパーバンタム級5位のジョンリール・カシメロ(33=フィリピン)が約4年ぶりの地元マッチで世界ランカー対決を制した。
同級10位で現WBO世界グローバル(日本未公認)同級王者のフィリップス・ンギーチュンバ(27=ナミビア)に挑み、3-0(114-112、116-110×2)の判定勝ちで同王座獲得に成功した。6回にカウンターの左フックで豪快なダウンを奪取し、元世界3階級制覇王者としてのキャリア差をみせつけた。
19年8月以来の母国フィリピンでのリングで白星を挙げたカシメロは終盤にスタミナ切れしたシーンもあったが、タイトル獲得に成功。ベルトを手にカシメロは興行をプロモートしたTBプロモーションを運営する元WBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪氏らに感謝の言葉を口にし「次はビッグファイトを!」と前4団体統一バンタム級王者井上尚弥(30=大橋)の名前を挙げて対戦要求した。
3試合契約を結ぶTBプロモーションによるインタビューで、カシメロは2度の体重管理の問題が原因で剥奪されたWBO世界バンタム王座、そして2年前には17歳少女への「性的虐待疑惑」で告発されたと報じられたことに言及した。地元マッチを前に「この試合をみんなに見てもらいたい。試合を通じて伝えたい。今までいろいろなことがあった。タイトルを剥奪され、やってもいない罪を犯したと言われ、苦難の連続だった。それでも僕はボクシングを続けている。5月13日は全力を尽くす」と口にしていた。