アジア2冠王者の井上岳志、ドロー防衛も「負けていてもおかしくない試合。ラッキーかなと」

井上岳志

<プロボクシング:Treasure Boxing3大会>◇13日◇フィリピン・マニラ・オカダマニラホテル&カジノ

スーパーウエルター級アジア2冠(東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック)王者の井上岳志(33=ワールドスポーツ)がアウェーでドロー防衛した。

WBOアジア・パシフィック同級王座のみを懸け、同級8位ウェルジョン・ミンドロ(23=フィリピン)の挑戦を受け、1-1(117-11、113-115、114-114)の判定で引き分けた。

地元出身のミンドロに対し、右強打で攻め込んだ。8回には偶然のバッティングで右目周囲をカットした井上だったが、距離を詰めて右ストレートなどで攻めたものの、ジャッジ3人の採点は割れた。勝ちきることができなかった井上は「負けていてもおかしくない試合。引き分けにしてもらってラッキーかなという感じ。(今後は)ちょっといったんゆっくり休んでから考えたい」と口にした。