5月19日ボクシングの日に後楽園ホールで特別展示 白井義男氏秘蔵の品やF原田氏描いた絵画も

5月19日の「ボクシングの日」に東京・後楽園ホールの殿堂コーナーに、白井義男さんのトランクスや対戦相手のサイン入り扇子、ファイティング原田氏を描いた絵画など記念の品々が展示された(撮影・首藤正徳)

プロボクシング元世界フライ級王者の白井義男さん(享年80)が日本人初の世界王者となって71年の節目となった5月19日、東日本新人王予選が興行された東京・後楽園ホールの殿堂コーナーで特別展示が行われた。白井さんは1952年(昭27)のこの日、後楽園球場で王者ダド・マリノ(米国)を判定で破り、日本人初の世界挑戦を実らせて、世界のベルトを手にした。その後、日本ボクシング界では5月19日を「ボクシングの日」と定めた。

71回目の記念日は、後楽園ホールの入り口の正面にあるガラス張りの殿堂コーナーに大型ビジョンを設置。白井さんをはじめファイティング原田さんら往年の名選手たちの試合映像が流され、白井さんが世界戦で着用したトランクスとリングシューズ、白井さん自身が対戦相手や東洋王者から集めた直筆サインが入った扇子など貴重な品々が飾られた。

前日の5月18日は1965年(昭40)に元世界フライ級王者だったファイティング原田さんが、『黄金のバンタム』の異名を取った当時無敗の最強王者エデル・ジョフレ(ブラジル)を判定で撃破して、世界バンタム級王座を獲得した日でもある。世界も驚かせた大番狂わせは、今も「日本ボクシング史上最大の勝利」と呼ばれている。

この日、米国在住の画家ジュン・アキーノ氏が描いたジョフレ-ファイティング原田戦の絵画が、同氏から「後楽園ホールにきた日本のボクシングファンにぜひ見てほしい」と寄贈され、同ホールの殿堂コーナーに飾られた。日本ボクシングコミッションの安河内剛事務局長は「今回の展示を将来的なボクシング殿堂設立へ向けたムーブメントにしていきたい」と話した。【首藤正徳】