プロボクシング元日本ミニマム級王者の石沢開(26=M・T)が約1年2カ月ぶりの再起戦に挑む。11日、ジェイセバー・アブシード(28=フィリピン)とのフライ級8回戦(12日、東京・後楽園ホール)の前日計量に臨み、50・3キロでパスしたアブシードに対してリミットの50・8キロでクリアした。
昨年4月、当時のWBO世界ミニマム級王者谷口将隆(ワタナベ)に挑戦する前日計量では体重超過。勝っても空位という条件の中で11回TKO負けを喫した。走り込み調整で両膝の腸脛靱帯(ちょうけいじんたい)炎を負い、最後まで体重調整に苦しんだ経緯などを一切、明かさずに謝罪していた石沢は「言い訳はしたくなかった。やらかしたことを反省していた」と振り返る。
昨年11月には以前から痛めていた左目の手術を受け、体のメンテナンスを整えて再出発。今回は、昨年の世界戦から2階級上げての再起戦となる。アブシートについては「以前の動画をみると得意のコンビネーションは分かるし、狙いどころは分かる。しっかり復帰戦を快勝で飾りたい」と口調を強めた。
「マイクロタイソン」の愛称で高いKO率を誇ってきた石沢は、再起戦のウエートとなるフライ級か、ライトフライ級で再び「世界」を目指す。カムバックのリングに向けて「僕としては判定勝ちは好きではないので、KO勝ちをしたい。コツコツとダメージを与えて倒し切りたい。『石沢が帰ってきた』と思われるような勝ち方をしたい」と強い決意を示した。