<プロボクシング:パイオニア・オブ・ファイト大会◇12日◇東京・後楽園ホール
アマの名門・日大出身の神足茂利(26=M・T)がプロ7戦目で迎えた自身初メインイベントを7回TKO勝ちで締めた。日本スーパーフェザー級7位中川兼玄(28=角海老宝石)との同級8回戦の臨み、7回2分41秒、相手陣営の棄権によるTKO勝利を飾った。神足は「(インターバルで)みんなの声を聞いて自分のボクシングが間違っていないとラウンドごとに自信を持って臨めた」と勝利の味をかみしめた。
前半はリズムよくパンチを出して日本ランカー中川と競り合うと、後半には接近戦からの右アッパー、左フック、終盤には連打を効果的に攻めてロープ際に追い込んだ。7回にも連打でダメージを与えると、相手セコンドから棄権の申し入れがあり、TKO撃破となった。神足は効果的に打ち込んだアッパーについて同門となる世界2階級制覇王者・中谷潤人からヒントをもらったパンチだったと明かした。。
今年3月、世界戦前の最終調整地・米国に出発する前の中谷とスパーリングし、アッパーを伝授されていた。さらに中谷が5月20日、米ラスベガスで臨んだ元世界王者アンドルー・モロニー(オーストラリア)とのWBO世界スーパーフライ級王座決定戦もチェックし「少し嫉妬するぐらいに格好良かった。同じジムにすごい王者がいるのはありがたいですね」と感謝した。
アマチュア時代は50勝23敗の戦績を残すトップアマながら21年はプロ3戦目で初黒星を喫し、続く4戦目は引き分け。神足は「勝利なく苦しい1年だった21年はかけがえのない時期。これには意味があると言い聞かせてやってこれた」と感慨深げ。中川からの勝利で日本ランキング入りも確実となり「目標だったランキングが取れると思うので、もちろんチャンピオンになりたい。日本でも、東洋太平洋でも、WBOアジア・パシフィックでも。タイトル戦線に加われるようになりたい」と意気込んでいた。