元世界ヘビー級王者ムハマド・アリの孫ウォルシュ鮮やか1回KO勝利 アマのままプロ大会出場中

米格闘技団体PFLのケージで、トラベル・ミラー(下)に右拳を振り下ろすムハマド・アリの孫、ビアッジョ・アリ・ウォルシュ(ウォルシュ公式インスタグラムから)

<米総合格闘技:プロフェッショナル・ファイターズ・リーグ(PFL)2023-5大会>◇16日◇米ジョージア州アトランタ・OTEアリーナ

プロボクシングの元ヘビー級世界王者、故ムハマド・アリ(米国)の孫でアマ総合格闘家のビアッジョ・アリ・ウォルシュ(24=米国)が鮮やかな1回KO勝利を挙げた。ライト級ワンマッチに出場し、トラベル・ミラーと対戦。右強打でケージ(金網)際に追い込み、左右の4連打を加えてダウンを奪取した。さらに右拳で連打したところでレフェリーストップ。1回3分27秒、KO勝ちを収めた。

元アメリカンフットボール選手で米NFLでのプレーに夢を抱いていたが、試合出場がかなわず、19年に断念。総合格闘技のトレーニングを開始し、22年8月にアマチュアデビュー。同11月にはPFLデビューを果たしていた。これで3連勝でアマチュア戦績は4勝1敗となった。

ウォルシュは「私の存在は自分の関係者と関わっているだけでプレッシャーになる。アメリカンフットボールをしていた時もプレッシャーはあったが、それは別の競技だった。格闘技に関わると間違いなく、もっと大きなプレッシャーを受けることになる。でも小さい頃からそういう気持ちは持っていたし、気にしていない。どうプレッシャーに対応するかがもっと重要だろう」と胸中を明かした。

格闘家としてのキャリアを積むためにプロに転向する計画はまだないが、「もっと忍耐強くなりたい。まだアマで経験を積んでいるが、試合後ごとに良くなるように努力している」と将来像を見据えた。ウォルシュの弟はミドル級のプロボクサーとして期待されるニコ・アリ・ウォルシュ(22=米国)で、この日もケージサイドから応援していた。