【ボクシング】犬にかまれて手術の暫定王者ティム・チュー77秒殺で防衛成功「満足していない」

犬にかまれて手術を受けた3週間後に王座防衛に成功したWBO世界スーパーウエルター級暫定王者ティム・チュー(チュー公式インスタグラムから)

<プロボクシング:WBO世界スーパーウエルター級暫定タイトルマッチ12回戦>◇16日◇オーストラリア・クイーンズランド州ブロードビーチ・ゴールドコースト・コンベンション&エキシビションセンター

世界戦3週間前に犬にかまれて26針を縫う手術を受けたWBO世界スーパーウエルター級暫定王者ティム・チュー(28=オーストラリア)が圧巻の77秒殺で防衛に成功した。

同級11位カルロス・オカンポ(27=メキシコ)の挑戦を受け、1回1分17秒、KO勝ちを収めた。開始から左右のパンチで追い込み、右ストレートでダウンを奪取。立ち上がったオカンポを左フックの強打でロープまで吹き飛ばして勝利を飾った。

5月28日、バーベキューをしていた際、犬に右前腕をかまれて裂傷し、病院に搬送。26針を縫う手術を受けていたが、チューは術後2日後にはトレーニングを再開していた。チューは「暫定のベルトを手に入れたが、それで満足していない。(世界主要の)4つのベルトがほしい」と自信の笑み。現在、左手骨折で休養中の4団体統一王者ジャーメル・チャーロ(33=米国)との対戦を希望。WBOも10月までにチャーロ-チューの統一戦指令を出している。

94年11月にオーストラリアのシドニーで生まれたチューは父が元3団体統一ライト級王者コンスタンチン・チュー、弟ニキータもプロボクサーのボクシング一家。21年11月に井上岳志に3-0の判定勝利を挙げ、23年にWBO世界同級暫定王座決定戦を制して親子2代の世界王者となっていた。