森武蔵 判定勝利で東洋太平洋Sフェザー級新王者に「これは通過点。経験値に変えて世界王者に」

8回、渡辺(左)を攻める森(撮影・河田真司)

<プロボクシング:Life Time Boxing15大会>◇24日◇東京・大田区総合体育館

東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦で、同級3位森武蔵(23=志成)が新王者となった。今年3月、同王座決定戦で拳を交えて引き分けた同級5位渡辺卓也(34=DANGAN AOKI)との即再戦で同級王座決定戦に臨み、3-0の判定勝利を収めた。最終12回に左ストレートをヒットさせてダウンも奪い、完全決着を印象づけた。

中盤以降の接近戦まで打ち負けず、最後にダウンも奪って再戦を制し「まず世界への第1歩を踏めた」と感慨深げだ。WBOアジア・パシフィック・フェザー級王座に続き、1階級上でもアジアの王座をつかんだ森は「WBOアジアも東洋太平洋も確かに取れてうれしいが、これは通過点。経験値に変えて世界王者になれるように頑張りたい」と未来を見据えた。

今年3月29日の渡辺との初対決では、ジャッジ3人すべてがドローという引き分け決着だった。8回まで渡辺にポイントでリードされていたが、残り4回で追い上げて引き分けに持ち込んだ。約3カ月弱の短期間で組まれた即再戦だった。森は「負けた訳ではないが、プロ初の引き分けで何とも言えない状況にふがいなかった。周りの支えでチャンスをつくってもらい、しっかり取りたかったので良かった」と安堵(あんど)の笑みを浮かべていた。