プロボクシングWBC世界ミニマム級9位田中教仁(38=三迫)が「3度目の正直」で世界奪取を誓った。28日にタイのラヨーンで同級王者パンヤ・プラダブスリ(32=タイ)に即再戦で挑戦する。27日には同地で前日計量に臨み、リミット47・6キロでパスした王者パンヤに対し、田中は100グラム少ない47・5キロでクリアした。
昨年8月、タイで王者パンヤに挑戦したが、0-3の判定負け。20年3月もタイでWBA世界同級王者ノックアウト・CPフレッシュマート(タイ)に挑戦して判定負けしており、タイで世界戦2連敗中。計量クリアした田中は「ここまで来たら後は腹くくってやるだけです! 必ず倒して勝ちます! 日本から応援よろしくお願いします」と所属ジムを通じて意気込みを示した。
国内記録の大幅更新にも期待がかかる。日本男子最年長の世界王座初奪取は、WBC世界フェザー級王者越本隆志の35歳0カ月(返り咲きは長谷川穂積の35歳9カ月)。勝てば38歳3カ月での新記録となる。さらに日本人によるタイでの日本ボクシングコミッション(JBC)公認の世界戦は63年1月、ファイティング原田が判定負けしてから25敗1分け。所属ジムでは82年にWBC世界ライトフライ級王座を獲得した友利正以来、41年ぶりの4人目の世界王座を狙う。
王者パンヤは当初、4月16日、東京・代々木競技場第2体育館で重岡優大(ワタナベ)との防衛戦を予定していたが、試合直前でのインフルエンザ感染で中止に。現在、WBC世界同級暫定王座は重岡が保持しており、パンヤ-田中の勝者が、いずれ団体内王座統一戦で対決することになりそうだ。