WBC暫定王者重岡優大の8・11王座統一戦断念、亀田興毅氏明かす 正規王者陣営と合意できず

3150FIGHTエリートの発表会見に出席した亀田興毅氏

プロボクシングWBC世界ミニマム級暫定王者重岡優大(26=ワタナベ)の8月11日、3150FIGHT Vol6大会(エディオンアリーナ大阪第1体育館)での団体内王座統一戦は見送られることになった。11日、都内で会見した3150FIGHTを主宰する亀田興毅ファウンダー(36)が明かした。6月下旬にWBCから統一戦交渉の指令を受けた同級正規王者パンヤ・プラダブスリ(32=タイ)陣営と8・11開催に向けて興行を進めていたが、条件面で合意できなかったという。

当初、4月16日に東京・代々木競技場第2体育館で重岡が王者パンヤに挑戦するはずだったが、試合2週間前に王者のインフルエンザ感染で中止に。急きょ元IBF世界同級王者ウィルフレド・メンデス(プエルトリコ)との同級暫定王座決定戦が組まれ、7回KOで勝って新王者となっていた。4月の対戦交渉よりも1・5倍近く増額したファイトマネーなどの条件を提示したものの、パンヤ陣営の回答が二転三転したために交渉を断念。最終的にWBCを申し入れた。亀田ファウンダーは「無理なものは仕方ない。まだ入札の日にちも決まっていないし、8月11日には難しいでしょうね」と説明した。

当初、5月2日の段階では王者パンヤの選択試合を認める代わりに重岡陣営にも選択試合を容認する連絡が入っていた。亀田ファウンダーも暫定王座の初防衛戦を組む意向で挑戦者と交渉を進めていたが、王者パンヤが6月28日に田中教仁(38=三迫)との4度目防衛戦で8回TKO勝ちした後、WBCから正式に両陣営に対して統一戦交渉を開始する指令が届いていた。 既に重岡の弟でIBF世界同級暫定王者の銀次朗(23=ワタナベ)は8月11日、正規王者ダニエル・バラダレス(29=メキシコ)との団体内王座統一戦は発表済み。亀田ファウンダーは「兄弟そろっての統一戦をやりたかったが…入札しかやりようがないので。いろいろな意味でパンヤは素晴らしい王者」と交渉成立の難しさを口にしていた。