<東京女子プロレス:東京プリンセスカップ準々決勝>◇29日◇東京・後楽園ホール
悲願の初Vが見えてきた。3度目の出場となったSKE48荒井優希が、ともに25歳で、同じ21年デビューの遠藤有栖をFinally(かかと落とし)で破り、初の準決勝進出を決めた。「一番キャリアも近くて、仲良しの有栖ちゃんと初めてのシングルマッチ。ずっとやりたいと思っていたのでうれしい」と笑顔を見せた。準決勝(8月12日、後楽園)は宮本もかに勝利した山下実優との対戦が決まった。
デビュー戦のタッグマッチで敗れた遠藤と、いきなり激しいエルボー合戦から始まった。遠藤に先手を許したが、すぐさま軽々と持ち上げ、ボディスラムで豪快にたたきつけた。中盤以降は遠藤の機動力に苦しみ、腰にダメージを受け、顔をしかめる場面も見られた。強烈なキャメルクラッチは足を伸ばしてロープに逃れるのがやっと。それでもエルボー合戦を制してフルネルソンバスターを決めると、最後は豪快にFinallyをさく裂させた。
勝敗を分けたのは、終盤1度交わされたFinallyの後に、とっさに飛び出した新人賞(二段式顔面蹴り)だった。「AA砲」としてタッグを組む、赤井沙希から伝授された技。その赤井は11月で引退を表明。今月9日大田区大会では、赤井と似ていると言われている沙希様に浴びせる一幕も。しっかりと技を受け継いだ荒井が、単独でも出すことができると思わせるシーンだった。
初の準決勝進出。「1回戦、2回戦同様、自分らしさに自信を持って臨みたい」と意気込んだ。その後行われた抽選会で、準決勝は山下実優との対戦が決定。名古屋大会以来のシングルマッチだが「あの時はまだ1年目。私、もう3年目なので怖くない! 倒します!」。宣言していた優勝まであと2勝。この夏、荒井の進化が止まらない。