元世界王者輪島功一氏の孫・磯谷大心 3連敗も現役続行 判定負けも「確実に成長できた」

1回、上村(左)と打ち合う磯谷(撮影・野上伸悟)

<プロボクシング:ダイヤモンドグローブ大会>◇8日◇東京・後楽園ホール

元WBA、WBC世界スーパーウエルター級王者輪島功一氏の孫、磯谷大心(22=輪島功一スポーツ)が判定負けで3連敗を喫した。

21年中日本ウエルター級新人王の上村健太(26=緑)との同級6回戦に臨み、1-2(56-57×2、57-56)の判定負け。3回に左ストレートを浴びてダウンを許し、後半にスタミナの落ちた上村と最後まで競り合ったが、ダウンで失ったポイント差を埋めきれなかった。これで通算戦績は4勝(4KO)3敗となった。

勝つことはできかったものの、収穫は大きかった。磯谷は「7試合目で自分の気持ちをコントロールできるようになった。確実に成長できたし、次につなげたい」とすがすがしい表情をみせた。パンチ力のある右を警戒されながらもボディーで上村の体力を削り、5回にはラッシュで追い詰めた。3回に喫したダウンを挽回しようと試合を組み立てながら攻めることができたという。「(打ち合って)楽しかった。次は勝ちたい」と前を向いた。

22年11月の東日本新人王同級決勝で敗れた磯谷は今年4月、再起を懸けて1階級上となるスーパーウエルター級にも挑戦。初めて6回戦に臨んだものの、伊藤大賀(角海老宝石)に判定負け。今回は本来の階級で連敗脱出を狙っていた。3連敗となったが、指導する父和広トレーナーは「気持ちをすごく抑えて戦っていたことは1つ成長できた。気持ちをぶつかりあえる試合。僕も現役時代、3連敗し、そこから上がっていった。結果は負けたが成長できた」と収穫を口にした。