<プロボクシング:ダイヤモンドグローブ大会>◇8日◇東京・後楽園ホール
日本スーパーウエルター級正規王者出田裕一(38=三迫)が初防衛成功&ベルト統一に成功した。同級暫定王者中島玲(25=石田)との王座統一戦に臨み、2-1の判定勝利を飾った。前半5回終了時にはポイントで負けていたものの、後半に接近戦からのボディー攻撃で競り合い、逆転勝ちした展開だった。
今年4月に暫定王者となっていた中島を下した正規王者の出田は「応援してくださったみなさま、ありがとうございました。力が結果になりました。一言では言い表せないが、勝っていると思いつつ、どちらが勝ってもおかしくない、そんな判定でした」と集まった1412人の観客に感謝の言葉を伝えた。昨年11月に同じ年齢の王者川崎真琴(RK蒲田)に9回TKO勝ちして新王者になったものの、この試合で負った左目網膜剥離で手術を受けていた。この負傷による休養期間で暫定王者中島が誕生していた。
最終10回には偶然のバッティングで右目上をカットしていた。流血した顔の出田は「自分の中では統一戦からこそ、勝てたのではないか。中島選手も暫定王者。同じような王者の気持ちだったからので、気持ちの上で勝てたのではないか」とほっとした笑顔で会場からの声援に応えた。現役最年長の日本王者は、今後を問われ「今は言えない。中島くんに勝った感覚をかみしめている。その後のことは…」と感慨に浸っていた。