プロキックボクサーの喜多村誠、送別会で涙「思う存分、選手をできました」昨年12月に現役引退

目を潤ませながらあいさつする喜多村(左)。右は乙川会長

プロキックボクサーで新日本キックボクシング協会とBOM元ミドル級王者・喜多村誠(43)の「送別会」が11日、新潟市内のホテルで行われた。昨年12月に現役引退し、所属するホライズン・キックボクシングジム(新潟市)の代表師範を務めていたが、退職して8月に神奈川に移住。今後は湘南格闘クラブでトレーナーを務める。

2つのベルトを手に、あいさつした喜多村は感極まった。「長く話すと泣くと思っていたら、もう泣いちゃいました…。皆さんのおかげで思う存分、選手をできました」と涙声で出席した80人以上の格闘技関係者らに感謝を述べた。

05年東京・伊原道場からデビューし、11年に伊原道場新潟支部(現ホライズン・キックボクシングジム)に移籍した。42歳の昨年12月、松島勲也(MSJ)にTKO負けし引退。福岡出身も現役17年で11年を新潟で過ごした。「試合を優先させてくれたジムのみんなのおかげ。新潟は第2の故郷です」。11年新日本、21年BOMと新潟在住で獲得したタイトルだった。

ホライズンの乙川敏彦会長(62)は「応援する人たちのために戦った。あんなアスリートは見たことがない」と振り返った。喜多村は新潟の後輩たちに「王者になりたいのかどうか、本気でやってほしい」とあえて厳しい言葉を送った。

◆喜多村誠(きたむら・まこと)1980年(昭55)7月22日生まれ、福岡県出身。九産大九州高で空手を始め、3年時に全国高校総体個人戦出場。九州産大では空手部主将。大学卒業後にキックボクシングに転向。11年に新日本協会ミドル級王座を獲得、21年7月にBOMミドル級王座を獲得した。戦績64戦39勝(22KO)14敗10引き分け1無効試合。