那須川天心「ピチピチです」今年2度目のラスベガス合宿へ渡米 9・18ボクシング2戦目

スパーリング合宿のため米国へ出発したプロボクサーの那須川天心(撮影・たえ見朱実)

無敗の格闘家で今年4月、プロボクシングで白星デビューを飾った東洋太平洋スーパーバンタム級8位の那須川天心(24=帝拳)が2戦目に備えて「聖地」で本格的な実戦トレーニングに入る。9月18日、東京・有明アリーナで9勝(7KO)無敗のファン・フローレス(23=メキシコ)との同級8回戦を控え、14日に合宿先となる米ラスベガスに向けて出発。出発前に報道陣に対応し「気分は最高ですね」と笑顔をみせた。

ボクシングデビュー前となる今年2月下旬から3月上旬に取り組んで以来、約4カ月ぶりのラスベガス合宿となる。那須川は「前回は米国に行くのにも不安があったが、今回は日本でのスパーリングがすごく調子が良くて、ボクシングの形になった状態で行くことができる。以前よりも自信を持って挑めている。今やっている確認をしにいきたい。前にスパーリングした選手とかもいたら、変わったなというところを見せられたらと思う。デビュー戦の時とは全然違うなという感じがある」と意気込みを示した。

ボクシング2戦目はB級(6回戦)ながらも日本ボクシングコミッション(JBC)から異例の8回戦が認められた。勝てば日本王座挑戦も可能な待望のA級(8回戦)に昇格できる。約3週間前からスローレス戦に向けたスパーリングを開始。これまでスパーリングでも8回をしたことがないという那須川は「今回の合宿で8ラウンドをやれたら。パンチの打ち方、ちゃんと殴る、ダメージを与える。それがちゃんとできてきている。それを海外の選手にも試すことができる」と笑顔。今月18日には25歳の誕生日を迎えるが「自分は格闘技のために生きている。(本田明彦)会長から『そんなに若くないな』と言われましたが、ピチピチです」と強調した。

対戦相手のフローレスは19年9月のプロデビューから9連勝中の右ボクサーファイターでKO率77・7%という高さを誇るフローレスは強振する左右フックが武器。元世界2階級制覇王者の粟生隆寛トレーナーは「相手は下がったらボクシングができないタイプだと思う。天心は前に出ても良し、下がっても良しのボクシングができている。あとはバリエーションとかを増やしていきたい」とテーマを掲げた。

今年2月のプロテスト合格から約5カ月。那須川は「毎日吐きそうになりながらやっている。すごく追い込まれている。ボクシングは計算してやっているイメージあったのに、今は根性論で精神面を鍛えられている。根性論が今、できている環境がすごくいい。すごく大事っすね」とメンタル面の成長にも手応えを示していた。