大橋ジムのホープ 8月に老人保護した山崎裕生デビュー2連続KO勝利 左ボディーでとどめ刺す

プロ2戦目でTKO勝ちを収めた大橋ジムのホープ山崎裕生(右)

<プロボクシング:フェニックスバトル104大会>◇12日◇東京・後楽園ホール◇日刊スポーツ新聞社後援

大橋ジムのホープ山崎裕生(22)がプロデビュー2連続KO勝利を飾った。タイ・スーパーバンタム級4位ジラワット・タムマチョット(26)との同級6回戦に臨み、2度のダウンを奪って2回2分47秒、TKO勝ち。同回に右アッパーでダウンを奪うと、立ち上がったジラワットにラッシュを仕掛け、左ボディーアッパーでとどめを刺した。

大阪の名門・興国高ボクシング部で主将を務めた山崎はアマ戦績は40勝9敗。今年6月、オアティポン・チャンカーム(タイ)とのプロデビュー戦で左ボディーをねじ込んで100秒TKO勝利を挙げていた。

鮮烈プロデビューとともに、同門の先輩となる世界4階級制覇王者のWBC、WBO世界同級王者井上尚弥(30)の練習パートナーとしても知られる。7月25日の前統一王者スティーブン・フルトン(米国)戦前にもスパーリング相手を務めており「技術的にもアドバイスをいただいている。明日の試合に絶対、生きると思います」と意気込んでリングに向かっていた。

8月上旬のロードワーク中、横浜駅付近で足を痛めて動けなくなった老人を保護。老人を背負って自宅まで運び、老人の関係者から感謝の手紙を送られたことが所属ジム大橋秀行会長(58)のSNSを通じて明かされていた。山崎は「最初は(老人らに)『大丈夫です』と言われたのですが、ロードワークに戻って振り向いたら心配になって戻りました。手紙が届いてびっくりしましたね」と振り返る。まだプロデビュー間もないものの、話題豊富な大橋ジムのホープとして期待されている。