プロボクシングWBA世界フライ級1位ユーリ・阿久井政悟(28=倉敷守安)が11月15日、東京・両国国技館で同級王者アルテム・ダラキアン(36=ウクライナ)に挑戦することが15日、発表された。今年1月のWBAランキングでフライ級1位となり、指名挑戦者になっていた。
ユーリ阿久井は「ついに決まりました。うれしいです。初の世界挑戦、1発で取ります」と強い意気込みを示した。
18年2月の王座獲得から約5年半かけて6度防衛成功中の安定王者ダラキアンについて「王者はやりにくそうではありますが、こちらのペースに持ってこられたらかみあうと思います。スピードもあって、怖いパンチも打ってくるのでそのへんは警戒したいです。最終的に右ストレートで倒せたらと思います」とキッパリ。強打を誇る自慢の右拳でKO撃破し、世界王座獲得する意欲をみせた。
同興行はWBA世界バンタム級王者井上拓真(27=大橋)が同級6位の元IBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(31=フィリピン)との初防衛戦に臨むカードとのダブル世界戦となる。8000人以上が収容可能な大きな会場での世界初挑戦。Amazonプライムビデオでライブ配信される大舞台となる。「両国国技館はいままでで1番大きい会場になります。楽しみです」と気持ちを高揚させた。
岡山・倉敷市出身となるユーリ阿久井は「岡山を背負う意識はあります。岡山のジムに初の世界チャンピオンベルトを持って帰ります」と地元愛も強調した。プロ戦績は18勝(11KO)2敗1分で、19年以降は6連勝中。1回KO勝ちが9回という強打の持ち主。19年10月に獲得した日本フライ級王座を3度防衛成功後に王座返上。世界挑戦への準備に入っていた。
◆ユーリ阿久井政悟(あくい・せいご)1995年(平7)9月3日、岡山・倉敷市生まれ、元プロボクサーの父一彦氏らの影響で中学2年から倉敷守安ジムでボクシングを開始。倉敷翠松高2、3年で国体ベスト8入り。アマ戦績は20勝7敗。環太平洋大体育学部在学中の14年4月、4回判定勝ちでプロデビュー。15年全日本ライトフライ級新人王。19年9月、日本フライ級王座獲得。元WBC世界フライ級王者勇利アルバチャコフ(協栄)に顔が似ていることから「ユーリ」がリングネームに。家族は夫人と2女。身長164センチの右ボクサーファイター。