25年末に世界戦-。ボクシンデビュー2連勝を飾った東洋太平洋スーパーバンタム級8位那須川天心(25=帝拳)に、世界挑戦の道が設定された。
メキシコ・バンタム級王者ルイス・グスマンからの判定勝ちから一夜明けた19日、所属ジムの本田明彦会長(76)が明かした。24年に海外デビュー、25年末に世界戦に挑ませる方針。那須川はこの日の会見で、左拳を痛めたものの、来年1月予定の3戦目に向けて早期の再始動を誓った。
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本田会長は、那須川の詳細な育成方針を明かした。年3~4試合ペースで試合を組み、24年中には米国を候補に海外デビューの予定。「25年末には世界戦になるよ」と明言した。18日の試合後には「必ず世界王者になる。100%保証するが、じっくり育てる」と10戦目以降に世界戦を組むと明かしていた。
最強王者になることを志す那須川は、全面的に支持した。これまで世界挑戦の時期などは口にしてこなかった。「僕は最初から何々したいとか言っていない。本田会長も見てくれているし、全部信頼している。会長がそう言うなら間違いないと思う」とうなずいた。
グスマン戦について「自分のパンチで倒れることにビックリ。自分のパンチを信じ切ることができた」と2度のダウンを含めた収穫を口にした。KO勝ちは次戦へ持ち越しとなり「やっぱり倒したいというのはある。道のりは長い」とさらなる成長を誓った。
試合途中に痛めた左拳には湿布を貼っていたが「昨日の状態から悪化していたり、骨が折れた感じもない。1週間ぐらいで治したい」と早期の練習再開を希望。本田会長から1カ月程度の休養を提案される方向だが「左が使えなくてもできることはある。脳みそを休めて動き出したい。格闘技やっていないとおかしくなる」と意欲的だ。
左拳の回復次第だが、3戦目は24年1月になる予定。同会長は「東京(首都圏)以外になる可能性がある」とした。格闘家時代から全国的な知名度を誇るだけに、実現すればボクサー那須川の注目度もさらに上がりそうだ。【藤中栄二】