大成ジムがダブル世界前哨戦発表 12・10加納陸&石田匠が世界挑戦に向けた戦いに臨む

12・10ダブル世界前哨戦に臨む加納(右)と石田(撮影・実藤健一)

ボクシングの大成ジムは16日、兵庫県三田市内のジムで12月10日にエディオンアリーナ大阪第2競技場での興行で「ダブル世界前哨戦」を行うと発表した。

WBO世界フライ級1位の加納陸(25=大成)とWBA世界バンタム級1位の石田匠(31=井岡)が世界挑戦に向けた戦いに臨む。加納の対戦相手は交渉中で契約51・5キロ8回戦、石田はフィリピンスーパーバンタム級5位ジェームス・パカリングと対戦する。

加納の世界戦実現に向けて、大成ジムの丸元大成会長(47)は先週、片道30時間かけてWBOの総会に乗り込んだという。当初は「挑戦者決定戦」としてWBO同級2位オリムジョン・ナダロフ(ウズベキスタン)との対戦を画策も、総会で加納は1位にいることから指名挑戦権を有しているとされ、方向転換した。

WBO同級王者ジェシー・ロドリゲス(米国)が12月17日にIBF王者サニー・エドワーズ(英国)と統一戦を行う。その勝者に加納との指名試合が義務づけられるとされ、今回の対戦相手はタイの選手で調整しているという。

今回の試合に勝てば、来年の世界挑戦に大前進する。加納は「負けたら(世界挑戦のプランが)遠のいてしまう。(会長の行動は)本当にありがたい気持ち。何がなんでも勝ちきらないといけない」と意気込んだ。

石田も来年の世界挑戦を見据える。ターゲットのWBA世界バンタム級王者・井上拓真(大橋)は11月に防衛戦を控える。石田は「井上選手には何がなんでも勝ってもらいたい。自分が井上選手に勝って、名前を売りたい」と意気込んだ。【実藤健一】