プロボクシングWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者井上尚弥(30=大橋)が12月に予定されるWBAスーパー、IBF世界同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)との4団体王座統一戦に備え、本格的な実戦練習に入った。23日、横浜市の所属ジムでメキシコ人パートナーとなるIBF世界同級15位エリック・ロブレス(23=メキシコ)と6回のスパーリングを消化。日本未公認のIBO(国際ボクシング機構)世界同級王座を7月に獲得したばかりのロブレスに対し、左ジャブで制して左フック、右ストレートをヒットさせた。5連打など豪快なラッシュも披露。6回のスパーリングで実戦感覚を養った。
9月下旬にジム内でのフィジカル集中合宿を終えた後、井上はマスボクシング(軽めのスパーリング)で、12月予定のタパレス戦を意識してきた。22日に来日したロブレスとホセ・アンヘル・ガルシア(25)のメキシコ人パートナーは約1カ月間、実戦練習の相手となる。井上は「今日が外国勢とは初めてのスパーリングでした。今日やってみて練習になる相手、あきらめない相手だと分かりました。2人は1カ月間、いてくれるそうなので、ギアを上げてやっていこうと思います」と静かに燃えた。
10月上旬にドミニカ共和国で開催されたWBO総会でタパレス陣営から12月26日、日本で4団体王座統一戦が開催されると報告された。既にタパレス戦を想定し、トレーニングに入っている井上は「正式に発表できるまで、もう数日、お待ちください。タパレス戦に向けて残り2カ月ぐらいだと思うので、そこに向けてギアを上げていきたい」と胸を躍らせた。タパレス戦が正式決定すれば、井上にとってテレンス・クロフォード(米国)に続き史上2人目となる2階級での4団体統一のチャンスとなる。