井上尚弥と4団体統一戦行うタパレス陣営「勝つために日本へ」米での調整万全、愛称は“悪夢”

マーロン・タパレスとのWBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級王座統一戦の発表会見で、タパレスのプロモーター、MPプロモーションズのギボンズ社長(左)と記念撮影する井上尚弥(中央)と大橋ジムの大橋会長

ボクシングWBC、WBO世界スーパーバンタム級王者井上尚弥(30=大橋)が、世界最速の2階級4団体統一を狙う。12月26日に東京・有明アリーナでWBAスーパー、IBF世界同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)との4団体王座統一戦に臨むことが25日、正式発表された。同日、横浜市で会見に出席した井上はテレンス・クロフォード(36=米国)に続く史上2人目、そして8年3カ月で達成したクロフォードを上回る、5年7カ月での2階級4団体統一をKO撃破で達成する自信を示した。

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会見に登壇したタパレスが契約するMPプロモーションズのギボンズ社長は「彼は4月から準備をしている。今は自宅のある米ラスベガスでいろんな相手とスパーリングを重ねている。勝つために日本にいく」と本人の心境を代弁した。

万全の調整以外にも自信の裏付けがある。日本では過去4戦全勝。17年4月のWBO世界バンタム級王座初防衛戦では、前日に体重超過で王座を剥奪されたが、同級6位大森将平に11回TKO勝ちを収めた。「日本での試合は得意。慣れている」と余裕をみせた。

バンタム級時代はパワーファイターの印象が強かったが「当時とは別人。今はすごくうまくなっている」と大橋会長は警戒した。実績も下馬評も井上が圧倒的に優位だが油断はできない。愛称はナイトメア(悪夢)。ギボンズ社長は「タパレスはテクニックもあり、ガードもしっかりしている。フィリピン人初の4団体統一に闘志を燃やしていて、本当にハングリーだ」と最後まで強気だった。【首藤正徳】