ボクシングの元WBC女子世界フライ級王者で、男性としてプロのリングを目指し準公式試合に臨む真道ゴー(本名・橋本浩、36=グリーンツダ)の対戦相手が決まり、26日に所属ジムから発表された。12月10日にエディオンアリーナ大阪で行うバンタム級(リミット53・5キロ)3回戦。対戦相手は5戦2勝2敗1分けの石橋克之(35=姫路木下)に決まった。
真道は所属ジムを通じ、「石橋選手は現役のプロで活躍している中、準公式試合に出場して試合をしていただけることに感謝します。いよいよ男子プロボクサーと試合ができる。男子プロボクサーと殴り合えることは自分自身、本当に楽しみにしています。先のことは考えず、12・10に向け全力で頑張ります」とコメントした。
前日計量を実施し、着用するグローブは公式試合と同じ8オンス。日本ボクシングコミッション(JBC)のレフェリー、ジャッジが試合を裁き、採点する。
性同一性障害に悩んできた真道は17年10月に引退。性別適合手術を受けて、戸籍も男性に変えた上で、ボクシングへの情熱を失わず21年5月に本石昌也会長に男性としての復帰を直訴し、同会長も実現に向けて精力的に動いてきた。
JBCは医師や専門家による諮問委員会を設置して検討してきたが、今年7月にプロテスト受験は認めない結論を下した。一方で公式戦に準ずる試合なら容認する含みも示してきた。準公式試合はプロデビュー前の若手選手らが対戦する「プレ試合」で関東では実施例があるが、関西では初となる。JBCは準公式試合の内容をふまえ、プロテストへの門戸を開くか、再び考慮する可能性を含めている。【実藤健一】