プロボクシング日本スーパーバンタム級王者・下町俊貴(26=グリーンツダ)が初防衛戦で「決着戦」を制する意欲を示した。31日、東京・後楽園ホールで開催されるフェニックスバトル105大会(日刊スポーツ新聞社)のメインで、同級1位石井渡士也(22=RE:BOOT)の挑戦を受ける。30日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、リミット(55・3キロ)でクリアした。
もともと4月の王座決定戦で拳を交える予定だった石井が負傷辞退。代わりに6月、大湾硫斗(25=志成)との王座決定戦を制し、新王者となっていた。王者として石井を迎え撃つ形となった下町は「ここで石井選手に勝ってやっと日本タイトルかなと思っている」と気持ちを引き締めた。現在はIBF世界同級5位を筆頭にWBO、WBCでも世界ランキング入りしている。石井戦をクリアすれば、さらに世界へと近づくことになるが「(ランキングは)過大評価。強い選手が多い階級なので1つ1つやっていきたい」と謙虚な姿勢を貫いた。
一方、挑戦者の石井は3月の負傷辞退から1カ月には練習再開。昨年10月、池側純(角海老宝石)との負傷判定ドロー以来、約1年ぶりのリングとなる。プロ9戦目で日本王座初挑戦を控えた22歳は「あまり1年ぶりの試合という感覚がない。過去一のベストコンディションを整えてきた」と自信を示した。東洋太平洋同級王者武居由樹(大橋)、東洋太平洋フェザー級王者森武蔵(志成)ら王者クラスともスパーリングを重ね「自信になっている。まず形になるもの(ベルト)を取りたい。10回をしっかり戦うこと。フルマークで下町選手に勝てればいい」と自然体だった。