<プロボクシング:フェニックスバトル105大会>◇31日◇東京・後楽園ホール◇日刊スポーツ新聞社後援
メインイベントの日本スーパーバンタム級タイトルマッチ10回戦は、同級王者・下町俊貴(26=グリーンツダ)がドローで初防衛に成功した。
同級1位・石井渡士也(22=RE:BOOT)の挑戦を受け、1-0(96-93、95-95×2)の引き分け。規定によりベルトを死守した。
下町は「良い経験になった。負けずに反省することができる。1人、僕に(勝利を)つけてくれた。首の皮一枚つながった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
序盤からボディー攻撃を中心に攻勢に出てきた石井に対し、伸びのある左ストレートで応戦。7回にはロープに追い込まれて連打を浴びる場面もあったが、8回には左ストレートで顔をはね上げて反撃した。
後半途中には石井のアゴをへし折るなど激しい打撃戦だった。
下町は「8回に仕留めてに行きましたが…実力ですね。反省すべきところはして、自信も持てたと思う」と振り返った。所属ジムの本石昌也会長は「下町は少し慌てていた。全ラウンドを通じて力んでいた。これが初防衛戦のプレッシャーかなと思った」と分析していた。
もともと4月、同王座決定戦で石井と拳を交える予定だった。しかし石井が負傷で対戦を辞退。代わりに6月、大湾硫斗(25=志成)との王座決定戦を制し、下町が新王者となっていた。
王者として石井を迎え撃つ初防衛戦は「(石井に)勝ってやっと日本王者」とテーマを掲げていたが、決着は持ち越された。