今季の高校ボクシング、ウエルター級で全国3冠(全国選抜、インターハイ、国体)を獲得し、高校通算5度の全国制覇を達成した川村萌斗(新潟・開志学園3年)が、日本代表として出場した自身初の国際大会、アジアユース選手権(10月22日~11月3日、カザフスタン・アスタナ)から帰国した。67キロ級で初戦を突破し、8強に進出。手応えと今後の目標を話した。
--1回戦でマレーシア代表に1回RSC勝ち、続く準々決勝は地元カザフスタン代表に判定負け
川村 負けたのは悔しいですね。強い選手なのは分かっていたけど勝てない相手ではなかった。左フックがうまくて、やりづらかった。でもフェイントをかけてくぐり抜ければ左ストレートは当たった。それをもっとやれれば良かったです。1回戦では(左ストレートで)3度ダウンを奪えた。1度目のワンツーはきれいに入った。2、3度目はカウンター。狙い通りでした。
--海外勢と試合をし、感じたことは
川村 カザフスタンやウズベキスタンは世界のトップレベル。でも想像していたほどの差は感じなかったです。対処の仕方が分かったし、通用する部分もあった。試合形式は日本(2分×3回)とは違って3分×3回だったけど、しっかり戦えたのは収穫でした。
--日本代表の指導スタッフからアドバイスは
川村 高見公明コーチ(奈良・王寺工)から「1ラウンドは絶対に取る気持ちで」「3分×3回は流れを見て駆け引きが必要」と言われました。1回戦から駆け引きをして先手を取ろうと意識しました。
--初の国際大会出場の感想は
川村 行って良かったです。海外の試合の雰囲気やレベルを感じられたのは大きい。カザフスタンはボクシング人気が高いので、会場も華やかでした。地元の子どもたちから記念写真を求められましたし(笑い)。宿舎がみんな一緒だったので韓国の選手と仲良くなったり、対戦したカザフスタンの選手とTシャツを交換したり。そういう交流が楽しかったです。
--今後には
川村 また海外で試合がしたいし、刺激になった。大学で(競技を)続けるので、まず全日本選手権で優勝して代表の常連になりたいです。【聞き手・斎藤慎一郎】
◆川村萌斗(かわむら・もえと)2005年(平17)6月5日生まれ、新潟・村上市出身。ボクシングは5歳から村上ボクシングジムで始める。村上東中ではバスケットボール部に所属しながらボクシングに取り組む。中3時に全日本UJ県大会優勝。高校では22年全国選抜、国体、23年全国選抜、インターハイ、国体の通算5度優勝。178センチ。左のボクサーファイター。