天龍源一郎が1年3カ月ぶりリング「感無量です。選手も良い試合を提供してくれてました」

「エイエイオー!」で締めた天龍源一郎さん(中央)(撮影・丹羽敏通)

元プロレスラーの天龍源一郎(73)が19日、1年3カ月ぶりにリングに上がった。後楽園ホールで行われた「天龍プロジェクト」に来場。試合前にはサイン会を行い、試合後には車いすに乗ったままレスラーたちにリングの上へ担ぎ上げられ、ファンとともに「エイエイオー」と気勢を上げた。

その後、メディアに対応した天龍は「感無量です。選手も良い試合を提供してくれてました。エイエイオー? あれはやりたかったんだよ、オレは。感謝の意味を込めてね。だって日曜日の昼間から、なかなか来られないよ」と笑顔を見せた。

この日はメインイベントで「第3回龍魂杯決勝戦」が行われ、拳剛がフロッグスプラッシュからの片エビ固めで矢野啓太に勝利。天龍は拳剛とともに勝利のビールを口にした。また“組長”こと藤原喜明は第3試合の6人タッグ戦で渡瀬瑞基のラリアートをかわして脇固めをかけ、渡瀬からギブアップを奪った。天龍は「ちょっとそんじょそこらの団体と違うプロレスをみんながやってくれるのがうれしいよね」と喜んだ。

天龍は昨年9月初旬、長年の現役生活による負担で症状が顕著に出たとし、突然死のリスクを避けるために入院していることを公表。「環軸椎亜脱臼に伴う脊髄症・脊髄管狭窄(きょうさく)症」と診断され、同14日に手術した。今年2月には「敗血症性ショック」のため、再び緊急手術。その後、退院し、リハビリを続けていた。

リングに戻ってきたことについては「戻ったというより、みんなと一緒に力を添えられたな、っていう感じの方が強いです」と話し、もう少し体調が回復すれば、常時、プロレス会場を訪れるようにしたいと希望した。「(プロ野球の)江本孟紀みたいなコメントを出して選手を励まさないといけない。辛口のコメントはオレしか言えないだろうから」と“辛口ご意見番”として後輩たちを見ていく意向を示した。