【ボクシング】世界選手権王者坪井智也が優勝 パリ五輪最終予選出場へ 「三度目の正直」目指す

全日本選手権男子フライ級で優勝し、パリ五輪最終予選の出場権を獲得した坪井

<ボクシング:全日本選手権>◇最終日◇26日◇東京・墨田区総合体育館◇男女各階級決勝

21年の世界選手権バンタム級金メダルの坪井智也(27=自衛隊)が、フライ級決勝で牧野草子(そうし、自衛隊)を5-0の判定で下して優勝した。来年イタリアなどで行われるパリ・オリンピック(五輪)世界最終予選の出場権をつかんだ。

ライトフライ級で4連覇を果たした17年以来となる全日本選手権優勝。「パリ五輪に向けて1歩進めた。すごく良かったし、うれしい」と喜んだ。

ラウンドごとに戦い方を変えながら、終始優位に試合を進めた。相手が捨て身の逆転を狙ってきた最終ラウンドではあえて打ち合いに応じ、格の違いを見せつけた。「それぐらいの試合をしなきゃ世界では絶対勝てない。坪井は日本では相手がいないと、みんな分かってくれたと思う」。パリ五輪へ向けて、国内での試合はあくまで通過点だ。

16年リオ五輪、21年東京五輪は、いずれもその舞台に立てなかった。「三度目の正直」とパリを目指す。決勝進出でパリ五輪出場切符が得られた今秋の杭州アジア大会では銅メダル。あと1歩届かなかったが、自信は揺るがない。「しっかりやれば、オリンピックでも金メダルを取れると思う」と頼もしい。

パリ五輪が1つの区切りとなる。「おそらく自分にとっては最後の全日本選手権。来年はもう絶対出ないんで」。プロ転向については「分からない」としつつ、「覚悟を持ってやらないと、オリンピック(で金メダル)は取れない。年齢的にも、もう最後」。退路を断ってまい進する。