【ノア】飯伏幸太インタビュー「もうやり残したことはない。ただ一つあるとすれば丸藤戦」

来年1・2有明アリーナ大会で丸藤正道と戦う飯伏幸太がノア公式YouTubeに登場した(写真提供プロレスリング・ノア)

来年1月2日のプロレスリング・ノア有明アリーナ大会で、丸藤正道(44)とのシングルマッチが決定した飯伏幸太(41)にノアがインタビューを行った。

過去2回、シングルマッチでの対戦が決定したにもかかわらず実現しなかったこのカード。それから10年以上の時を経て改めてこの一戦が決定したことについて飯伏は何を思うのか。ノアが公式YouTubeにアップしたインタビューの一部をお届けする。

-今月2日横浜武道館大会で改めてノアのリングに上がって感じた事は?

飯伏 僕が出ていた昔のノアのリングの景色とは全く違った。日本のリング自体上がるのが久々というのもあるけど、なんか違う風景だったなという。

-過去、ノアのリングに上がったこともあるが、改めてその当時のこと振り返って

飯伏 ノア主催のディファカップというのがあって。そこでね、タッグトーナメントを行うっていう。それが2005年の5月。1戦目にKUDO&飯伏組対KENTA&丸藤組っていうね。(自分は)もうペーペーもペーペー。ペーペー中のペーペー。DDTの中でも一番下っ端だった。で、抜てきされて。やっぱりその試合があったから。飯伏幸太を広めてくれた、と思っている。やばいインディーのやばい新人がいるぞって。

-当時の丸藤との対戦についてはどのように感じていたか?

飯伏 人にコントロールされるというのを初めて味わった。KENTAさんとは全く違って。KENTAさんはどストレート。ガッツリ来る感じ。でも丸藤さんは、うまく転がされているなっていう感じがした。1年半ぐらいたって2007年に、日テレ杯のタッグリーグがあったんだよね。ここでまさかの丸藤さんと組むっていう。リーグ戦決勝まで行ったのかな。これもね、自分の中の隠れベストバウトの1個で、今でも覚えている。丸藤&飯伏組対KENTA&石森組っていう。あとそこで人生初の巡業というものを味わわせてもらったんですよ。バスに乗って移動して各地にホテルに泊まってまた次の日試合があって。一番後ろに三沢さんいたのかなぁ。いやもう(背もたれに)背中付けないっていうね。

-三沢と対戦した時のことは

飯伏 僕らが先に入場したのかな? とにかくね、(三沢の入場曲)スパルタンXで俺もう爆発したのよ、頭が。心の中では敵なんだけど三沢コールしていたから、自分の中で。でも三沢さんと試合で当たるとは思わなかった。それがまさかのね(試合)序盤から三沢さんと当たることになり。で、三沢さんと言えばエルボー。これはもうエルボー行くしかないと。もうエルボー連打したよね。できるだけ、できる限り連打して。その返しの1発のエルボーで(記憶が)飛んだ。飛んだんだけど…だから1発しか受けてないと思ったの、エルボーを。でも映像を観返したんだけど、4回くらい受けていたんだよね。その後もまた向かって行っているんだよね、エルボーで。それは無意識、本当に。記憶がない。で、またエルボー食らってんだよね。たぶん3、4発受けている。あれは興奮したな。うわぁーノアだ、三沢さんだ、ノアだ、三沢さんだ、ノアだ! だよね。

-丸藤の印象は

飯伏 みんな天才とか、丸藤さんのひらめきはすごい!とかだったけど、僕自身の抱いていた丸藤さんは全然そういう感じじゃなくて。丸藤さんは、僕は努力の人だと思った。多分常にプロレスを考えているんだろうな、とかみんなよりも考えている感じがしたし。

-過去には対戦の機運もあったが、実現しなかった

飯伏 ちょっと丸藤さんのケガで流れてしまって。その次の年かな? DDTで丸藤さんと僕、シングルマッチをやろうという。で、今度、自分が肩の脱臼が治りきらなくて。お互い1回ずつシングルマッチを逃している。重ならなかったんだよね。結局、交わらずすれ違ったまま12年経っちゃったよねっていう。僕自身はもうやり残したことはない。ただ一つあるとすれば、丸藤さんとあの時やっていれば良かったなっていう事。絶対後悔しないタイプなんだけれども、あの時やったらどうだったんだろうって一瞬思える唯一の人は丸藤さんかな。

このインタビューの全編はノア公式YouTubeで見ることができる。