【RISE】強くて優しい「トキ」田丸辰がクマンドーイとの決勝に「まあ、見てろよって感じ」

クマンドーイとの決勝に臨む田丸辰(写真提供・RISE)

立ち技打撃格闘技のRISE(ライズ)は16日に両国国技館で「RISEワールドシリーズ2023ファイナルラウンド」(ABEMAで全試合無料生中継)を開催する。

今大会でメインイベントの-54キロトーナメント決勝戦(3分3R延長2R)に登場するのが田丸辰(21=TRY HARD GYM、初代RISEフライ級王者、初代RISEスーパーフライ級王者)。20年の大みそかに那須川天心とも戦った強豪クマンドーイ・ペッティンディーアカデミー(29=タイ・ペッティンディーアカデミー、ラジャダムナンスタジアムスーパーフライ級王者、True4Uスーパーフライ級王者)と対戦する。

ボクシングの試合にも出場しているクマンドーイは、判定3-0で勝利した準決勝の志朗戦でも高いパンチスキルを見せつけた。それでも田丸は「ボクシングの技術なら100%負けないと思っている。だからパンチで来てくれた方がありがたいです」と自信を見せる。

そんな田丸は、トーナメント出場を決めた風音戦(判定3-0で勝利)、トーナメント1回戦のペッシラー・ウォー・ウラチャー(タイ)戦(1R・KO勝ち)、そして準決勝の大崎一貴戦(判定2-0で勝利)といずれも下馬評を覆して勝ち進んできた。

「風音戦からずっと相手が勝つと言われた試合を勝ってきてるんで。今回もクマンドーイが勝つという声が多い気がするんですけど、全然何も感じてない。僕はやるだけです。まあ見てろよっていう感じです」と周囲の雑音は気にせずに勝利だけを追い求める。

田丸は延長判定で敗れた19年の鈴木真彦戦で拳を痛め、試合を離れた時期もあった。拳が完治した後も、恐怖心からか腕を振り切れない部分が残ったという。それを克服するためにスパーリングを増やし、動いている相手に対して多くのパンチを打ち抜く練習を積み重ねた。「(今は)相手に怖さとか、これをもらったらヤバいなっていうのがすごい伝わっていると思うので、それが今の結果につながっていると思います」と話す。

名前の辰は「とき」と読む。「辰」の字は辰吉丈一郎にちなみ、「とき」という読み方は北斗の拳の登場人物トキから来ているという。「僕は(漫画は)知らないんですけど、北斗の拳のトキみたいに優しくて強くなってほしい、そんな感じだそうです」。加えて来年24年は文字どおり辰年。クマンドーイを倒し、さらなる飛躍につなげたい。