新潟県出身で沖縄在住のプロボクサー、日本ウエルター級4位のシーサー皆川(31=平仲BS)が地元新潟市で再起を誓った。2日、日本ウエルター級タイトルマッチ(後楽園ホール)で王者の坂井祥紀(32、横浜光)に挑戦し、0-3の判定で敗れた。その後、4日から8日まで新潟市に帰省。支援者へのあいさつなどを行い、改めてベルト奪取を目標に据えた。
帰省中、皆川は新潟市内の実家や県内の温泉でリフレッシュした。「沖縄は心を癒やす場、新潟は体を癒やすのに最高の場です」。黒ずんだ目元のあざ、額には9針縫ったバッティングの傷。顔面に激戦の痕が残るが、「皆さんの期待を裏切ってしまった悔しさはあるが、自分に対しての失望はない」と前向きだ。
デビュー2年目、6戦目での初のタイトルマッチは3回にスリップ気味のダウンを喫し、4回にバッティングで流血。その影響で終盤失速した。ただ、「ポイントを奪う動きはできていた。この経験を生かせばいい」と好感触もあった。
来春までの再起戦を希望している。今回はウエルター級での試合だったが、ほぼ減量はなし。「もっと階級を落とせる。ライト級まではいける」。日大時代は国体優勝をはじめ、アマ戦績87戦70勝(36RSC)17敗。キャリアに裏打ちされた技術がある。加えて普段の食事は沖縄産の塩や野菜が中心。「世界で最高の食事」(皆川)と、食材にこだわって作り上げた体にも自信がある。「今の動きを1、2階級下げてもできれば、世界が見える」と話す。
来年は3試合をこなすプランを立てている。「再起して、来年中にはまたタイトルに挑戦したい。日本、東洋太平洋、もちろん世界でもいい」と目標を掲げた。
◆シーサー皆川 (本名・皆川直輝=みながわ・なおき)1992年(平4)6月18日生まれ、新潟市出身。北越高2年からボクシングを始める。3年の国体ウエルター級で優勝。日大に進み、1年の時に台北市カップ国際トーナメント優勝、2年で国体優勝。全日本選手権は大学1年から3年まで準優勝。大学4年は主将。アマ戦績は87戦70勝(36RSC)17敗。プロ戦績6戦4勝(1KO)2敗。176センチ。