<プロボクシング:DANGAN262大会>◇14日◇東京・後楽園ホール
前日本ライト級王者で同級12位の宇津木秀(29=ワタナベ)が再起戦に勝利した。メインイベントで、21年全日本同級新人王で同級9位の柳堀隆吾(29=花形)との同級8回戦に臨み、5回2分35秒、TKO勝ちを収めた。上下の分けながら徐々にペースを上げると、5回にカウンター気味の右強打でダウンを奪取。レフェリーストップ勝ちを収めた。
今年4月に仲里周磨(27=オキナワ)に敗れ、王座陥落して以来、約8カ月ぶりのリングだった。この間はディフェンスを中心とした技術面とともに、メンタル面を整え、強化してきたという。TKOで再起を飾った宇津木は「(右強打は)手応えがありました。プレッシャーはありましたし、すごくきつい試合でしたが、丁寧には戦えた」と反省しながらも自ら及第点を出した。
試合後には、大橋ジムが今月6日に発表したばかりの24年開催の「アジア最強ライト級トーナメント」への参戦意欲を表明した。同トーナメントは同階級でアジアの「真王者」を決めるために銘打たれた。4月25日に予選、7月18日に準決勝、11月21日に決勝が組まれる。宇津木は「このトーナメントに出たい。世界に近づくには手っ取り早い。優勝して世界に行けるところをみせたい」と口調を強めた。
セコンドについた“兄貴分”となる前WBA世界ライトフライ級王者京口紘人(ワタナベ)も「KOで再起してくれてよかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。所属ジムの渡辺均会長は「じっくりみて後半倒してくれた。トーナメント出場するのに異論はない」と後後押ししていた。
アジア最強ライト級トーナメントは優勝賞金500万円に加え、ファイトマネーはアジア(東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック)王者に150万円、日本王者に120万円、世界ランカーに100万円(15位以内)、日本1~3位に50万円、同4~7位に40万円、同8~15位には30万円(24年1月末のランキング)と設定。アジアあるいは日本の元王者には、プラス20万円が加算される。なお試合にはKO賞の賞金もあるという。出場選手は来年2月1日まで募集され、同2月中旬に選考と発表が行われる見通しだ。