統一王者タパレス「はっきりした勝ち方したい」26日井上尚弥との4団体王座統一戦へ来日

井上尚との4団体王座統一戦のため来日し、取材に応じるタパレス(撮影・鈴木みどり)

プロボクシングWBAスーパー、IBF世界スーパーバンタム級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)が19日、羽田着の航空便で来日した。26日に東京・有明アリーナで、WBC、WBO世界同級王者井上尚弥(30=大橋)との4団体王座統一戦を控え、陣営ら計4人で日本に到着。グレート&黒のチェックカラーブルゾンに黒いキャップを被って空港に姿をみせた。タパレスは「日本に着いてワクワクしている。日本に来られて幸せだ。試合のために頑張ってきたのでコンディションはとても良い」と余裕の笑みを浮かべた。

7月25日、有明アリーナで開催された井上尚弥-スティーブン・フルトン(米国)を視察し、リングに上がって井上との統一戦を約束。今夏から練習拠点としている米ラスベガスで調整に入り、11月8日からは母国に戻り、北部ルソン島にある標高1540メートルのバギオ市で約6週間にわたる高地キャンプで最終調整してきた。井上戦に向け、計100ラウンドほどのスパーリングを消化してきたとし「はっきりした勝ち方をしたい」と強調。KOへの意欲、そして何ラウンドで仕留めたいかなどの質問には「それはお答えできません」と不敵な笑みを浮かべた。

「師匠」にあたる元世界6階級制覇王者マニー・パッキャオと同じバギオ市のトレーニング施設を使って最終調整してきた。タパレスは「練習を始めてからパッキャオさんの導きがあった。アドバイス? それはお答えできない」と秘密主義を貫いた。井上の印象について「とてもボクシングがうまい、ボクシングIQが高い選手。さまざまなスタイルで戦ってくると思うが、こちらも練ってきた戦略で戦いたい」と静かに闘志を燃やしている様子だった。

◆マーロン・タパレス 1992年3月23日、フィリピン・ミンダナオ島トゥポッド生まれ。08年7月、1回TKO勝ちでプロデビュー。19年4月、同国ライトフライ級王座獲得。13年8月、WBOアジア・パシフィック・バンタム級王座獲得。16年7月、WBO世界同級王座獲得。17年4月、大森将平との初防衛戦で体重超過し王座剥奪。223年4月、ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)を下し、WBAスーパー、IBF世界スーパーバンタム級王座獲得&2階級制覇。リーチは165センチ。身長163センチの左ボクサーファイター。