<プロレスリング・ノア>◇20日◇東京・後楽園ホール
GHCヘビー級王者・拳王(38)が、ノアをけん引するチャンピオンとしての誇りを示した。
拳王はこの日のメインイベントで杉浦貴、藤田和之と組んで、来年1月2日有明アリーナ大会でタイトル戦を戦う征矢学、マサ北宮、稲葉大樹の3人と対戦した。
拳王は序盤は征矢にキックの雨を降らせ、場外では倒れた征矢の体に畳んだパイプイスを乗せ、その上からP.F.Sを見舞うなど優位に試合を進めた。
だが徐々に征矢のパワフルな攻撃に主導権を握られ、ラリアットなどでふらふらの状態となった。
仕留めにかかった征矢に後ろからスリーパーで締め上げられた拳王だったが、仕上げの技に移ろうと征矢が両手を離した瞬間、下から体をくるりと回転させ、サムソンクラッチで征矢から3カウントを奪った。
試合後、マイクを握った拳王は「今年、最後の後楽園ホールに来てくれたクソ野郎ども、今日はありがとうな。2023年、てめえらクソ野郎どもがいたからここまで来られたぞ。本当にありがとう」とまず感謝の言葉を口にした。
そして「今日、なんかオレたちの試合の前に変なやつら(ハウス・オブ・トーチャー)が来てたよな? 1.2有明アリーナのカードを見ても、どこの団体かわからないようなカードだよな。だがな、このベルトは本物だ! このベルトをかけて戦うGHCヘビー級選手権こそがノアだろ? おい、よく聞いておけ! 丸藤! 飯伏! 新日本プロレス! 1.2有明アリーナでは、オレと征矢がこれぞプロレスリング・ノアという戦いをしてやるからな。クソ野郎ども、これからもな、これがノアだという戦いを繰り広げていく拳王、オレについてこい」と呼びかけると後楽園ホールが大歓声に包まれた。
有明アリーナ大会では拳王対征矢のタイトル戦がセミファイナルで、メインイベントでは丸藤正道対飯伏幸太のスペシャルシングルマッチが行われる。拳王は以前からこのカード順に疑問を呈しており、その気持ちがこの日の最後のマイクアピールにも表れていた。