西のMVP坂井は“あわやダウン”を乗り切って判定勝利/プロボクシング全日本新人王決勝戦

全日本新人王フライ級王者に輝いた坂井涼(撮影・中島郁夫)

<プロボクシング:全日本新人王決勝戦>◇23日◇東京・後楽園ホール

西日本決勝でMVPを受賞したフライ級の坂井涼(20=畑中)は“あわやダウン”の窮地を乗り切って、高熊龍之介(25=松本AEC)に3-0の判定勝ちを収めた。

スピードに乗った切れのあるパンチを上下に打ち分けて、初回から主導権を握ったが、最終5回終盤に高熊の左フックをアゴに直撃されて、ヒザを揺らしてダウン寸前に。その後の追い上げ打を辛うじて試合終了のゴングまで耐え抜いた。

「パンチが全部強打になった。もっと強弱をつけて打てばよかった。(ダウン寸前になったパンチについて)気の緩みが自分の悪いところ。あのパンチは次につながる良い経験になった」。同じジムには世界3階級制覇王者の田中恒成も所属している。「(田中に)いつか追いつきたいという気持ちもあるけど、まずは1戦1戦」と、全日本新人王を手にしてなお気を引き締めていた。