スーパーバンタム級新人王・武藤涼太が大会MVP 今月他界の松田会長に捧げる栄冠

全日本新人王MVPに輝いたスーパーバンタム級優勝の武藤(撮影・中島郁夫)

<プロボクシング:全日本新人王決勝戦>◇23日◇東京・後楽園ホール

スーパーバンタム級は西軍代表の武藤涼太(18=松田)が全日本新人王を獲得し、大会MVPにも輝いた。同級決勝で東軍代表の須藤大和(22=伴流)と対戦し、1回1分56秒、KO勝利を収めた。サウスポー同士の対決で、左アッパーからの右フックでダウンを奪取し、鮮やかKO勝利。所属ジムにとって25年ぶりの全日本新人王となった。

今月8日、所属ジムの松田鉱二会長が老衰のために81歳で死去した。リング上で遺影を持った武藤は「会長が亡くなり(新人王を)取らないといけないと思って練習してきた。ありがとうございましたと一言言いたいです」と込み上げる思いを口にした。

小学3年から競技をはじめ、19勝10敗のアマ経験を積み、昨年9月に松田ジム入り。元WBC世界スーパーバンタム級王者畑中清詞、元WBC世界バンタム級王者薬師寺保栄を育成した松田会長にはスーパーリングやシャドーボクシングをチェックしてもらい、アドバイスをもらっていたという。

武藤は「よくストレートを打つ時、上体が上がってりまうのでもっと低く、力強くとアドバイスをいただいていた」と振り返る。中部の名門ジムに所属している自覚があり「また名門復活させたいので、僕達の代であの時の輝きを取り戻していきたい。最終目標は世界王者です」と言葉に力を込めていた。