プロボクシングのスーパーバンタム級4団体王座統一戦(26日、東京・有明アリーナ)に向けた記者会見が24日、横浜市内のホテルで行われた。バンタム級に続く2階級での4団体統一を狙うWBC、WBO世界同級王者・井上尚弥(30=大橋)、WBAスーパー、IBF世界同級王者マーロン・タパレス(31=フィリピン)が壇上に上がった。同席した米プロモート大手トップランク社のボブ・アラムCEO(92)は会見後、井上の注目度が米国を始め世界中で高まっており、サウジアラビアからも試合オファーが届いていたことを明かした。
近年、サウジアラビアではオイルマネーを元手にサッカーをはじめスポーツの有名選手を集め、ビッグマッチを開催している。プロボクシングも今月23日には首都リヤドで元世界3団体統一王者アンソニー・ジョシュア(英国)らヘビー級のトップ選手を招聘(しょうへい)した世界注目の興行を実施した。そんな中でアラムCEOは井上へのオファーを受けたという。
「10月にサウジアラビアを訪れた時に、スポーツエンターテインメント部門のターキーさんという名前の一番偉い方にお会いした。会って一番最初に出てきたのが『井上の試合をサウジアラビアでできないか』という話だった。興行規模については分からないが、おそらく金額的にも大きな興行だろう」と明かした上で、「それを判断して決めるのは大橋会長」と続けた。
井上の試合はESPN+(プラス)で、全世界に生配信されているため、知名度と人気は本場の米国でもすでに全階級を通じてもトップクラス。「米国では今、大谷や山本など日本の野球選手が非常に注目されている。井上が米国で試合をすれば、日本人だけではなく、米国人も注目するイベントになると思う」とアラムCEO。2階級での世界4団体統一に成功すれば、海外からの巨額オファーがさらに増えそうだ。