井上尚弥の次戦タイソン以来34年ぶり東京ドーム「選択肢」大橋会長認める 井上「実現楽しみ」

タパレス戦から一夜明け、取材に応じ、大橋ジム大橋会長(左)と言葉を交わす井上(撮影・江口和貴)

プロボクシングのスーパーバンタム級4団体王座統一に成功した井上尚弥(30=大橋)の次戦が5月上旬、東京ドーム開催が有力となったことについて、所属ジムの大橋秀行会長(58)は「(東京ドーム開催は)選択肢としてあります」と認めた。史上2人目となる2階級での4団体統一に成功してから一夜明けた27日、横浜市のジムで井上、井上の父真吾トレーナー(52)とともに記者会見に出席。5月に予定される次戦について、大橋会長は「これからゆっくり考えますし。次の試合も、より大きな会場も考えている。来年は今までやったことなかった新たな挑戦をしたい」と東京ドーム開催を含め、イベント規模を拡大する方針を示した。

昨年12月のバンタム級4団体王座統一戦となったポール・バトラー(英国)戦、今年7月の無敗王者スティーブン・フルトン(米国)とのWBC、WBO世界スーパーバンタム級タイトル挑戦、そして26日の統一王者マーロン・タパレス(フィリピン)との同級4団体王座統一戦は、すべて東京・有明アリーナ(収容1万5000人)開催だった。井上は「ここ最近、有明アリーナが続いて、会場が変わると新鮮で、モチベーションというか、気持ちも新たに変わってくる」とイベント規模拡大に姿勢を示した。

ボクシング興行の東京ドーム開催となればマイク・タイソン戦以来34年ぶり、そして日本人初のメインイベンターとなる。5万5000人収容のビッグ会場となるだけに、井上は「実現したら楽しみですよ。(東京ドームで試合する)イメージはわかないですが、有明アリーナの数倍じゃないですか」と声をはずませていた。

複数の関係者によると、年末にジム関係者が井上の次戦開催を前提に東京ドームの施設内を視察済み。5月上旬のゴールデンウイークに仮予約を入れているという。試合は日本人で初となる4団体統一王者としての防衛戦になり、挑戦者には元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(29=メキシコ)が浮上している。