史上2人目の2階級4団体統一に成功した井上尚弥の快挙に、米メディアは絶賛の嵐だ。米スポーツ局ESPNは「井上はただ強敵に勝っているだけではない。彼は自分の部門で最高のファイターを打ち負かしている」との見出し記事を掲載。記事を執筆したマイク・コッピンジャー記者は「井上の偉大さを一言で言い表すのは困難。言い訳が必要ない。ただ彼は勝つだけ」などと大絶賛した。
同局が独自選定するパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級超越の最強選手)でも井上は今年7月に史上初の2階級での4団体統一に成功したテレンス・クロフォード(米国)に続き、2位にランクされるが「井上が1位であるという十分な議論がある」と強調した。また創刊100年の歴史と権威を誇る米老舗専門誌ザ・リングは「ファイター・オブ・ザ・イヤー(年間MVP)の有力候補」と高く評価。ザ・リングが最初に選定開始したPFPランクも「誰が年間MVPとPFP1位にふさわしいかの議論を始めましょう」と記事を締めた。
23年はMLBで大谷翔平投手が10冠以上を獲得したが、井上にも同様の期待がかかる。井上は「そこを目指して試合をクリアしていないが、評価していただくのはうれしい」と反応していた。【藤中栄二】