<全日本プロレス>◇12月31日◇東京・代々木第2体育館
メインイベントの三冠ヘビー級選手権試合で、王者・中嶋勝彦(35)が25分51秒、腕固めで挑戦者・宮原健斗(34)からギブアップを奪い、初防衛に成功した。
試合前会見から「闘魂スタイル」を前面に出して戦う姿勢を示していた中嶋は、かつてアントニオ猪木氏のマネジャーを務めた、現ストロングスタイルプロレスの新間寿会長とともに花道に登場。「アリ・ボンバイエ」が流れる中、リングに足を踏み入れた。
髪の毛を金髪の丸刈りにイメチェンした中嶋は、自分と同様に佐々木健介を師匠と仰ぎ、「健介オフィス」でデビューしたライバル宮原と激しい戦いを展開。序盤は得意のキックでリズムをつくるとドラゴンスクリューからのSTFで宮原を絞め上げた。
だが「全日本を背負う」という宮原の意地の前に、簡単な試合にはならなかった。宮原にドロップキック、エプロンでのパイルドライバーで痛めつけられ、中嶋の必殺技「ヴァーティカルスパイク」も宮原に決められた。
その後は宮原がブラックアウト、ラリアットで中嶋を追いつめたが、中嶋が強烈な張り手で宮原をダウンさせ、ヴァーティカルスパイク。宮原はブラックアウトの連発で反撃したが、中嶋はハイキックで応戦。最後は中嶋がノーザンライトボムから右腕をロックして腕固めでギブアップを奪った。
試合後は再び会場に「アリ・ボンバイエ」が流れ、中嶋は新間会長とがっちり握手。試合前の予告通り、会場をボンバイエで染めてしまった。
中嶋はその後、自身のXを更新。「汗もかかないと思ってバスローブ着ていった三冠戦 さすがライバル宮原健斗 しっかり汗かいちまった」と記して、挑戦者をたたえた。