世界初挑戦となるプロボクシングWBA世界フライ級1位ユーリ阿久井政悟(28=倉敷守安)が70周年を迎えるゴジラにあやかる特注シューズで上々の調整ぶりを示した。23日、エディオンアリーナ大阪で6度防衛中の同級王者アルテム・ダラキアン(36=ウクライナ)に挑む。11日には東京・新宿区の帝拳ジムで練習を公開。WBOアジア・パシフィック・スーパーフライ4位梶颯(26=帝拳)と2回のスパーリングに臨み、左フックや得意の右ストレートを打ち込んで順調な調整ぶりをうかがわせた。
練習用シューズは大好きな特撮映画「ゴジラ」をモチーフにした特注を使用していた。黒と赤をベースにし、かかと部分には「GODZILLA」と刻まれている1点ものだ。1954年公開の初代ゴジラのポスター、そして16年公開のシン・ゴジラ第4形態をイメージしたカラーとなる。ユーリ阿久井は「ゴジラが好きなので。『ゴジラ-1・0』(ゴジラマイナスワン)も1度見てきました」と笑顔。試合当日のシューズではないものの、大好きなゴジラシューズを履き、テンションを上げており「しっかり準備できている。(地方ジム所属でも)関係ないことを証明したい」と意気込んだ。
70歳となる所属ジムの守安竜也会長にとっては99年、01年のウルフ時光以来の世界挑戦となる。同会長は「ダラキアン選手は、周りから見たらやりにくいかもしれないが、やってみたらかみ合うかもしれない。(ジム初の世界王者誕生へ)大変、期待している」と順調な調整ぶりに太鼓判を押していた。
◆ユーリ阿久井政悟(あくい・せいご)1995年(平7)9月3日、岡山・倉敷市生まれ、元プロボクサーの父一彦氏らの影響で中学2年から倉敷守安ジムでボクシングを開始。倉敷翠松高2、3年で国体ベスト8入り。アマ戦績は20勝7敗。環太平洋大体育学部在学中の14年4月、4回判定勝ちでプロデビュー。15年全日本ライトフライ級新人王。19年9月、日本フライ級王座獲得。元WBC世界フライ級王者勇利アルバチャコフ(協栄)に顔が似ていることから「ユーリ」がリングネームに。家族は夫人と2女。身長164センチの右ボクサーファイター。