寺地拳四朗が具志堅用高に並ぶ世界戦14勝到達に自信 昨年購入120万円体組成計で減量順調

公開練習前に会見を行ったWBAスーパー、WBC世界ライトフライ級統一王者寺地(撮影・中島郁夫)

プロボクシングWBAスーパー、WBC世界ライトフライ級王者寺地拳四朗(32=BMB)が「レジェンド」具志堅用高に並ぶ歴代3位の世界戦通算勝利を狙う。23日にエディオンアリーナ大阪でWBA世界同級1位カルロス・カニサレス(30=ベネズエラ)との防衛戦(WBA3度目、WBC4度目)を控え、13日には出稽古先となる東京・練馬区の三迫ジムで練習を公開。東日本スーパーフライ級新人王の佐藤祐(19=三迫)との2回のスパーリングでは、軽快なボディー打ちなども披露した。

現在、世界戦通算勝利数は山中慎介、長谷川穗積と並ぶ13勝で歴代4位タイ。カニサレス戦で勝てば14勝で、歴代3位の具志堅に並ぶ。同じ階級となる具志堅が保持する日本記録の13回防衛を目指していた経緯もあり、寺地は「次で並ぶのですよね。防衛回数は抜けなかったですが、そこは抜きたいなと思いますね」と言葉に力を込めた。通算22勝で1位の井岡一翔(志成)、21勝で2位の井上尚弥(大橋)に続く「トップ3」入りに意欲をみせた。

今月6日に32歳となり、年々、減量は苦しくなっている。昨年9月のヘッキー・ブドラー(南アフリカ)戦後に120万円を投じて購入した体組成計が“威力”を発揮。体脂肪率、筋肉量や水分量、左右のバランスも数値でチェック。担当の加藤健太トレーナーに体脂肪率に加え、毎朝、練習前、就寝前の体重も報告し、細かく体を管理している。寺地は「大体、体脂肪率がこれぐらいだったら落ちるというのがある」と減量への手応えを示した。

挑戦者は元WBA世界同級王者。過去にWBA世界同級王者田口良一とも引き分けるなど、対日本人マッチ2勝1分けと負けなし。昨年6月に挑戦者決定戦を制してきた元王者となるが、寺地は統一王者としての風格を漂わせる。

「勝てる自信があるのでそれ(対日本人負けなし)は気にしていない。今回もしっかり良い勝ち方、KOで勝って、見に来て良かったと思われる試合がしたい。何だかんだで8~9回まではかかると思う。相手の頑張り次第だけど、どそのへんで終わるのではと思う」

WBAからの指名挑戦者となるカニサレスを撃破した先には、同級での3団体王座統一戦か、フライ級転向で2階級制覇を目指すことになる。24年の目標を問われ「ベルトは増やしたいなと思う。階級を上げても、どちらでもいいようにしたい」とキッパリ。まずは24年初戦を飾り、具志堅に並ぶ世界戦通算勝利に到達することに集中する。【藤中栄二】