【ボクシング】左近颯大が幼なじみ瀧沢彪を判定で破り北信越予選進出 高校選抜

開志学園・左近(左)打ち合いの末、判定勝ち

<全国高校選抜ボクシング新潟県予選>◇15日◇最終日◇新潟南高ボクシング場

選抜予選の部ライトウエルター級決勝で、左近颯大(2年)が瀧沢彪(新潟向陽2年)に判定勝ちし、北信越予選(1月26~28日・福井)進出を決めた。

リング上で判定勝ちのコールを受けた左近はホッとしたように笑みを浮かべた。「負けたんじゃないかな、と思っていた」。結果は5-0の判定勝ちも、内容はジャッジ2人が29-28の1点差にする接戦。1回から激しく打ち合った。瀧沢のリードと右ストレートに苦しめられた。「3回は攻めることを意識した」と左右の連打で先手を取り、クリーンヒットを重ねた。

瀧沢とは幼なじみで家も近所。五泉小、五泉北中と同級生だった。大会初日の13日の夜は体重を落とすために一緒にサウナに行った。大の仲良し。それでも「試合が始まったら、もう倒すという感じ。(瀧沢が)強くて怖かった」。気心知れているからこその真剣勝負。仁多見史隆監督(49)は「試合序盤は相手のスタイルを意識していたけど、途中からリスクを負っても攻めた。そこに気が付いた」とたたえた。

新潟工に入学してボクシングを始めたが、昨年4月に「ボクシングに集中したかった」と開志学園に転学した。途中入部ながら現在は主将を務める。昨秋の国体に出場するなど、潜在能力は高い。その実力と明るくムードを盛り上げる性格で、チームメートの信頼を集めている。

小3から始めたキックボクシングと並行して、中学時代は吹奏楽部に所属。トロンボーンを担当していた。硬軟をこなせるセンスを今はボクシングに注ぐ。「目標は全国選抜大会優勝。このままではだめ。攻めるところを攻めて、アピールするところはアピールする」。妥協をしない姿勢で頂点を目指す。

○…開志学園の同門対決になった選抜予選の部ウエルター級決勝は、増田龍壮(りゅうと、2年)が藤田凛音(2年)に1回2分4秒でRSC勝ちした。チームメート相手に「やりづらかったけど、本気で倒す勢いでやった」と増田。左アッパーから右ストレートをヒットさせ、最初のダウンで試合を決めた。帝京長岡のバスケットボールに所属していたが、昨年4月に開志学園に転学。21年にウエルター級で全国選抜、インターハイの2冠を獲得した兄祐士(日大2年)を追ってボクシングを始めた。これがキャリア初勝利。「兄を意識してしまうけど、自分は自分と思って、兄を越す勢いで頑張りたい」と今後に視線を向けた。