那須川天心が挑む世界ランカー・ロブレスとは?アマ時代に亀田3兄弟いとこと対戦など経験豊富

22日、前日計量をクリアしロブレス(左)とグータッチする那須川(撮影・前田充)

無敗の格闘家でプロボクシング東洋太平洋スーパーバンタム級6位の那須川天心(25=帝拳)が23日、エディオンアリーナ大坂でWBA、WBO世界バンタム級14位ルイス・ロブレス(25=メキシコ)との54・8キロ契約体重8回戦に臨む。那須川との対戦を受諾した世界ランカーのロブレスはどのようなボクサーなのか。ロブレス本人の発言をもとに「横顔」をひもとく。

約3カ月前、那須川との対戦オファーが届くと、ロブレスは待望の日本マッチに胸を躍らせたという。「私の友人たちが日本に行き試合する姿を映像で見てきた。日本での試合が現実になるとモチベーションが高くなった」と口にする。昨年9月、当時のWBO世界スーパーフライ級王者中谷潤人(M・T)に挑戦した同門のアルヒ・コルテスらの姿を見ながら、試合での来日を楽しみに待っていた。

幼少時代は体が細く、健康維持のために祖父に連れられてジムに通ったことがボクシングを始めたきっかけだった。「うちの家族は貧しいわけではなかったので、自分の健康のために後押ししてくれました」と説明する。9歳の時、母国で亀田3兄弟のいとこで現日本フェザー級8位の京之介(ハラダ)に勝った経歴も持つ。15歳で世界ユース選手権(ウクライナ)で8位入賞など、アマ戦績90勝10敗とアマチュア経験も豊富だ。

6年前、現在84歳の名伯楽イグナシオ・ナチョ・ベリスタイン・トレーナーが主宰するメキシコシティーのヒルベルト・ローマン・イ・ダニエル・サラゴサ・ジム(通称ロマンサジム)に入門しプロ転向。ベリスタイン氏は自らが育成した元WBC世界スーパーフライ級王者ヒルベルト・ローマンの名前を挙げながら「ロブレスはテクニシャン。カウンターパンチの点でローマンに似ているところがある」と期待。過去29人の世界王者を育成してきた同氏はロブレスを30人目の世界王者候補に挙げ「非常にテクニックのある選手」と認める“秘蔵っ子”だ。

ロブレスは身長165センチに対し、リーチは173センチと長く、堅いガードからのカウンターパンチで突破口を開くタイプ。「サウスポーとの対戦は少ないが、リングで少し感触をみれば大体、大丈夫。自分にとってのチャレンジ。これを乗り越えて勝ちたい」と意気込む。転向3戦目となる那須川がKOを狙う強い意欲を示していることを知ると「そう思ってくれた方がお客さんにとっても素晴らしい試合になるから。グレートな試合になる」と日本で知名度の高い那須川を倒す強い意欲を示している。

那須川天心 vs 世界ランカーのルイス・ロブレス/ライブ速報