プロボクシング転向3戦目で初KO勝利を飾った東洋太平洋スーパーバンタム級6位の那須川天心(25=帝拳)が一夜明けた24日、大阪市内のホテルで会見した。23日、エディオンアリーナ大阪でWBA、WBO世界バンタム級14位ルイス・ロブレス(25=メキシコ)との54・8キロ級8回戦に臨み、3回終了TKO勝利を収め、試合での収穫、24年の目標などを語った。主な一問一答は次の通り。
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-試合の成果
那須川 全部を出し切る前に終わっちゃったというのはあるけれど。3ラウンド通じて変わったところをみせられたのではないか。もっともっと進化は自分の中ではしているつもり。KOすると「早すぎる」と言われるが、それを久しぶりに言われてうれしかった。この日のためにずっとやってきたので。いろいろ言われるのは気にしていないが、心の中どこかでずっとみてろよと思っている。それをみせられるのは試合だけ。もっと見せたかったなと思うけれど、相手の心を折ることはできたが、これに満足はしていない。
-自己採点は
那須川 1~3ラウンド、立ち回り的には良いものをみせられたのでは。あまり点数つけるのは…。自分は毎回マックスで、100%のつもりで。でも伸びしろがあると思う。
-次戦は
那須川 本当にダメージもそこまでないので、少しだけちょっと休んでコンスタントに試合したい。本当に試合に勝る経験値みたいのはない。どんどん試合したい。
-24年の年内目標は
那須川 今回、世界ランキングにはいるか入らないか。分からないけれど。ランカーにも入るということだったら、いきなり世界はどうかなと思うので。いろいろな地域タイトルとか、日本一を証明したりとか、何かいろいろなやり方はある。タイミングみて1つの形として挑戦したい。
-試合で気づいたこと
那須川 自分の中で無駄なステップとは変な動きとか減ったなと。今までは全部パンチを避けるということを考えたが、しっかりガードでして打ち返すこととか全局面でやることを考えていた。ちょっとはできたかなと。
-世界戦の挟まれたセミ
那須川 (世界戦の)刺激はありますね。僕は12ラウンドをやってことないのでそこは言えないが、いつかはそういう試合もやると思うので。それが、そう遠くない。それを意識しながら、ああいう激闘は僕はしたくないけれど、誰がみても強いと思われるような。全員を納得させることはしたいと思う。
-技術の吸収が早い
那須川 何か昔から格闘技をずっとやっているので、だからこそ他の人よりも覚えが早いというのはあると思いますし。自分の脳みそつかうところはそこだけ。練習の時にフルに使っている。あとは何も考えずに生きている(笑い)。いいか悪いか分からないですが、ボクシングの時だけ集中している。全部、日常生活とボクシングをつなげているので。それが僕の中では当たり前。他の人から「おかしいよね」と言われるけれど。それが僕がずっとやってきたこと。伸びは早いと言われる要因だと思う。
-バンタムへの挑戦は
那須川 それを見据えての体作りをずっとしてきたので、だから減量で言ったら今までで一番楽だったというか。そんな感じがしました。ずっと脂肪を削る作業をして、食事を節制していたので。すごいスムーズにできたというか。気にしすぎるぐらい準備してきたので。その反動なのか、ケーキを1ホール食べて、ラーメンとか食べて、顔がパンパンになってパンチをもらっていないのにダメージあるみたいになった。
-プロ公式戦通算50勝に
那須川 そうですね。通算50勝。振り返ってみれば、何かずっと勝っているなと感じある。そういうのを意識してやってこなかった。勝ち続けるのは一番難しいことだと思うので。そこは自分のやってきた格闘技に狂いがないというか。100%に近づけるために、片手間にはできないというか、そのために生きている、自分の中でよく負けないでやってきたなと思う部分あれば、やってきたからそういうこともあるよねと。納得できることもあり、振り返ってみて50勝しているのかと。アマから合わせたら150連勝ぐらいしている。1日1日負けないためにやってきてよかったと。
-これからも負けない
那須川 当たり前じゃないですか。1回負けた方が人気出るよねと言われたりするけれど。日本の文化かもしれないけれど、1回負けて立ち上がるストーリーみたいなのがみんなうれしいのかなと。お客さんも、その応援したくなるのかなと。さすがにそれは嫌だなと。ずっと負けないためにトレーニングして毎日生きている。格闘技だけは負けなきゃいいやと。そう思っている。(おわり)